30歳からの妊活と不妊治療

2017/1に、不妊治療をせず、3487gの女の子を無事出産をしました。もともと不妊と勘違いして病院に通い始めた私ですが、不妊と認識したのは意外なことがきっかけだったので、どなたかのお役に立てればと私の体験を書かせていただきます。

不妊かどうかなんて明確な基準がないので不安になるのも当然です。私の場合は、体外受精をせずに妊娠しました。出産までの、病院での検査から、クリニックでの診断、妊娠までの全ての経験についてお伝えしたいと思います。

30歳からの妊活と不妊治療の体験

20代は外資系でバリバリ、自分でいうのも憚られますがキャリアウーマンを全うしていました。仕事が非常にハードで、残業も多く、合わせてストレスもたまっていました。妊娠からはかけ離れた生活でした。

不規則な生活を送っていました。離職率も高く、今考えると、胃痛や肩こりなど、ストレスからくる不調に随分長い間悩まされていました。年齢的な衰えも感じ始めていました。

出血とは違う、血の塊が…

ほぼ睡眠時間4〜5時間の生活を8年ほど送っていた29歳の頃、生理のたびに大きな血の塊(まさにレバーの様な塊)が出る様になりました。小さな塊であれば、過去に何度も経験がありましたが、明らかに今までとは違う大きさでした。

言葉で表現すると、ドロっと、今何かが出た!という感じで、仕事中にドキッとするようなことが何度か続きました。

子宮内膜症になりました

これは今までとは何かが違う、と嫌な予感がしてインターネットで同じような症状について検索したところ、『子宮内膜症』という病名に辿り着きました。

医学知識はありませんが、簡単にいうと『子宮内膜症』は、月経痛がひどくなったり、レバーのような血の塊がでるという自覚症状があるようでした。

幸いなことに、私はほとんど月経痛を感じない体質で、血の塊が出るようになっても、それは変わりませんでした。痛みがなかったことと、おおよその病名に辿り着いたため、変な安心感があり、その症状を放置することになります。

30歳の妊活と不妊治療は、レディースクリニックへ診療に

妊娠できないかもしれない。と婦人科で医師から伝えられました。クリニックにいっても、友人との些細な会話がきっかけとなりました。今日生理痛がひどくて、病院行こうかな…と職場で友人が話していた際、私も気になっていた症状を軽い気持ちで打ち明けました。

なんとなく、次の休みに一緒に病院行ってみない?という流れになり、私も妊娠出来ない不安を抱えているよりは、治療をするなら早くしてすっきりしたい!という気持ちになり、友人と診察を受けました。

子宮内膜症の検査結果

婦人科で診察を受けている際も、まだまだ年齢的にもお気軽な気持ちだった私は、『最近血の塊が頻繁にでる』という事と、『きっと子宮内膜症です』とお恥ずかしながら自己診断していた内容を伝えました。

さると、婦人科の医師から意外な回答があり、一気に妊娠できないかもしれない。このままだと体外受精しないとかもだよ。言われ、不安になりました。

不妊治療の必要性

『あなた、それ不妊よ。』『将来子供が欲しいなら今すぐ生活を見直しなさい』当時、私は未婚だったため、正確には不妊とは言わないそうですが、もし既婚であれば不妊と言われてしまいました。気づかなかったのですが、私の体の中は、子宮内膜症ではなく、『無排卵』という状況であろうという診断でした。

30歳の妊活と不妊治療で無排卵状態に気づく

無排卵は検査では分からず、基礎体温を数ヶ月連続で検査する事でしか確かめられないそうですが、当時、子宮内膜症の症状の一つである月経痛がない事、ひどい低体温(平均体温は35.3度でした)である事、低血圧(上が80以下になることもしばしばありました)という事からほぼ間違いないという検査結果でした。

無排卵で無駄になった子宮内膜が剥がれ落ち、それがレバーのような血の塊になっていたそうです。月経がないならまだしも、私は毎月月経があったため、不妊という言葉は全く予想しておらず、ポカーンとしていました。

しかし、妊娠するために医師から呆れたように厳しく指導を受け、生活改善に取り組むことを決意しました。病院を出てからの友人との会話は今思い返しても申し訳なかったなぁというくらい弾まず、不妊という言葉に精神が支配されてしまい、その日は落ち込んでいました。

生活改善のスタート

ただ、この状況を改善するためには、生活改善しかないということだったので、自分が切り替えるしかないと思い、翌日からできる事から取り組みました。

  • 妊活1:毎朝基礎体温を測る
  • 妊活2:3食しっかり食事を摂る
  • 妊活3:早寝早起き
  • 妊活4:シャワーでなく、ゆぶねにつかる
  • 妊活5:軽い運動をとりいれる
  • 妊活6:基礎体温を測る

ことで、自分の体が冷えている事、温まらない事、代謝が低い事を思い知らされました。早寝早起きは仕事柄なかなか思うようにできませんでしたが、食事やお風呂はすぐに取り組め、半年後には平均体温が36度まで上がりました。

健康的な生活で改善の兆し

軽い運動を心がけたことになり、デスクワークで凝り固まっていた体がほぐれたことも体温に良い影響を与えたのかなと思います。和食メインの食事は現在も続けており、体の調子も良いように感じます。

30歳から妊活と不妊治療して妊娠成功

私の場合、自分で自分の体を痛めつけ、機能を低下させてしまっていました。生活習慣は想像以上に体に影響を与えます。無理をすれば体は悲鳴をあげ、労ってあげれば調子も上がってきます。冒頭にも書かせていただきましたが、お陰様で現在は子供のいる生活を送っています。

思いもよらない事がきっかけで、私は独身時代に『不妊』という言葉と向き合う事になりました。まだ妊活など関係ないと思っていた時でしたが、今出産できたのも、あの時の孤独な戦いがあったからだと思っています。ハードな毎日を送っている方は多いと思います。将来不妊に悩む方が1人でも少なくなりますように、どうか皆様お身体お大事になさってください。

31歳からの妊活と不妊治療

2017.08.17

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。