41歳の妊活と不妊治療

41歳では妊娠ができないのでは?とあなたは思われるかもしれません。医学的に41歳での妊娠確率は4%と言われておりますが、私は可能性があるのならと不妊治療に取り組んでいた一人です。体外受精をせずに赤ちゃんを授かりました。

ひとりめを緊急帝王切開で出産後、1年経って、さあふたりめ、というマインドになりました。もともと女の子を希望していましたがひとりめが男の子だったので、もし叶うなら女の子が欲しいと思い、産み分けを専門にしているクリニックの門をたたいたのです。日本では着床前診断といった産み分けが出来ないことは知っていましたが、それでも女の子が欲しかったが故に不妊治療を続けていました。

41歳の妊活と不妊治療:女の子を希望しての不妊治療

女の子を希望する場合には排卵日より2日前倒しにタイミングを取らねばならず、そのせいなのかなかなか授からないまま、医師には「そろそろ吉報が欲しいねえ」と言われ、あせりだけが募っていったのです。

クリニック費用が高くても・・・

そのクリニックは保険がきかないので費用も高く、検査日には3万円が飛んでしまうこともざらでした。そんなに裕福ではない夫婦でしたので、私の貯金から賄っていましたがそれも底をついてしまいました。主人に転院し、不妊治療の相談をしたほうがいいのでは、という話をしました。

なかなか授からない焦りと、近所のおばさんから発せられる「もうひとりくらいほしいわよね!」という無邪気なプレッシャー、当時3歳だった長男の同級生ママたちがどんどん妊婦になっていく状況、メンタル的には穏やかでいられませんでした。言われる度に

有名クリニックへ転院

転院した病院は芸能人御用達の産院でしたが、不妊治療についてもしっかり相談にのってくれました。まず血液検査、尿検査から、ホルモンの値を検査。問題が見つからなかったので、今度は夫の精子も検査することに。夫も「もしかしたら自分に原因が?」と心配していたので、嫌な顔ひとつせず、検査に応じてくれました。

41歳の妊活と不妊治療:次のステップへと不妊治療を進める

血液検査の結果、二人とも問題がないとわかりました。あとはもう回数をこなして神頼みしかありません。毎月、排卵誘発剤のクロミッドを飲んで、排卵をチェック、排卵を誘発する注射を打ってタイミングを取る、という流れでした。

途中でクロミッドが合わないのかも?とセキソビットに薬をかえ、黄体ホルモン剤のデュファストンが追加処方され、時はすぎていきました。

タイミング法

ある日、タイミングを取らないといけない日に、疲れてすっかり眠ってしまった私が、起きてすぐに号泣したことがありました。事情を知らない長男が心配して飛んできましたが、あのときが、追い込まれ精神的に疲労がピークだったのかもしれません。子どもが1人でもいいじゃないか、と思うこともはじめていきました。

卵管造影検査

卵管造影検査というのも行いました。これがとんでもない痛さでしたが、検査を受けることで妊娠しやすくなれば!とわずかな希望にかけていました。それでも吉報が聞けることなく、治療開始から半年が経過。医師からは、そろそろ人工授精を検討してみては?と言われました。

次ダメだったらもう通院やめよう。そういっていた月のことです。熱っぽい、なんとなくなだるさ。過去の妊活経験から、妊娠しているのでは?という予感がありました。

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2017.09.17

41歳の妊活と不妊治療:ついに妊娠

生理予定日からは5日経過していました。ちょっと早いけど……と検査薬を使ってみると、ラインがくっきりと出るではありませんか。「大変だ!中に人がいる!」わたしはすっかり気が動転して、夫への報告がそのせりふでした。

帝王切開で出産

その後、妊娠中に胎児の健康不安も指摘されつつ、予定帝王切開での出産日となりました。37週で手術になったので少し小さな子でしたが、呼吸が安定するまで5日ほど保育器に入ることになりました。直接授乳をすることもできず、抱っこも新生児室内に限られ、点滴やケーブルがついたままの小さな体を、気をつけながら抱き上げました。

病気にも悩まされた赤ちゃん

生まれた赤ちゃんは、途中黄疸にもかかり、光線治療を受けるなど、親としては心配で胸が張り裂けそうな数日を過ごすことになったのです。しかし、退院前日にはなんとか母子同室になることもできました。退院検査で心雑音などが指摘されていましたが、いずれも0歳のうちには心配いらないといわれるようになり、今では年に1回熱を出せばいいほう、というとても丈夫な男の子に育っています。

41歳の妊活と不妊治療の最後に

年齢的にもう子どもは望まないので“女の子が家にいない人生”となりましたが、子どもたちがとてもかわいいのでオールオッケーですし、出費も大変なものでしたが、トータルで考えれば大きなプラスだと思っています。妊活はそれを期に卒業することになりました。

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。

1 個のコメント

  • 有名人の高齢出産のニュースを見て、40代でもまだ妊娠の希望が持てるのかな、と漠然と思っていましたが、医学的に41歳での妊娠確率は4%、というのはやはり厳しい数字ですね。でもちゃんと妊活に取り組めば可能性はまだまだ高くなりそう、頑張る価値はあるかも、と記事を読んで思いました。

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