台湾で卵子提供をうけるには?

台湾では卵子提供による体外受精や代理出産を認める法律が整備されて、日本だけではなくアジアの国からの卵子提供を求める人が増えているといわれています。妊活中で不妊治療中のカップルなら知りたい台湾での卵子提供について詳しくみていきましょう。

台湾での卵子提供の実態は?

台湾での卵子提供
台湾の卵子提供の特徴としては、4つあります。1つ目は、ドナーが誰なのか特定されないことが挙げられます。2つ目は、ドナーとなる人物は何度も卵子を提供できないという特徴があります。3つ目は日本人ドナーが少ないことが挙げられます。4つ目は日本人スタッフが多いため、マージン抜かれず他国より費用が安い。といった点があります。

1.ドナーが特定されない。

台湾でドナーを希望する際は、血液型や、体格や、年齢AMHといった基本的な情報だけを伝えてドナーを選ぶ形になります。

台湾でのドナーは台湾政府に申請をして1ヶ月かけて審査をされて許可がおりる仕組みになっているので、基本的には不正がありません。その上で卵子提供のドナーの管理を病院で行います。

それゆえに、将来卵子提供によって、”子供が本当の親にあいたい”といっても会うこともできないのです。

2.ドナーが何度も卵子を提供できない。

アメリカでは卵子提供においてドナー提供者は10回でも、20回でも卵子を提供することができるようになっています。それゆえに卵子提供エージェントにいくと可愛らしい女性には付箋がたくさんついており、なんども活用されている状況がわかるでしょう。

しかし台湾においては、政府の許可が必要になるため何度もすることができません。そういったことからも安心してドナーを選ぶことができますし、ドナーの方の安全も保たれます。

3.日本人ドナーが少ない

9割が台湾人のドナーになります。これまでアメリカでの卵子提供が主流であったため、日本人ドナーが台湾のクリニックに卵子を提供しているケースは多くありません。

費用や安全面の観点や、日本でのセミナーが多くなってきたこともあり、すこしづつ母数も増えてきています。しかしながら、アメリカに比べて日本人ドナーがすくないのも事実です。

4.費用がやすい

台湾のクリニックでは日本語を話せるスタッフが多いケースがあります。そして台湾のクリニックが直接日本にきてイベント開催していることもあり、卵子提供エージェントといった仲介業者をはさむことが必要ないので、欧米諸国での卵子提供の半分くらいの費用で卵子提供をうけることができます。

なので最近台湾で卵子提供をする方が増えてきております。

台湾で卵子提供を申し込むには?

申し込み

日本人が台湾で卵子提供を受けるには、日本の不妊治療を行なっているクリニックや病院などの医療機関から紹介してもらう方法があります。 もしくは、台湾の生殖医療を行なっている病院による日本国内で行われる説明会で申し込むこと、日本でも手続きが行えるエージェントに依頼するのが一般的です。 どちらのケースにでも台湾現地では、提供を受ける日本人夫婦を案内する、日本語が話せるお世話係がいます。

卵子提供とは?費用やリスクは?日本か国外?

2017.05.20

台湾で卵子提供のドナーの選び方は?

台湾ドナー

台湾で卵子提供を受ける場合、卵子を提供する第三者のドナーの情報は知らされないものの、希望するドナーの肌、人種などを伝えると、希望にあった台湾人女性のドナーの卵子が提供されます。 希望にそったドナーを選んだら、次は全体の流れについて紹介させていただきます。台湾の医療機関で行われる卵子提供による体外受精の一連の流れは次の通りです。

台湾での卵子提供の流れ

台湾での卵子提供流れ

ドナーが決定すると、1回目の渡航によってパートナーの精子を採取して検査し、その精子を凍結保存します。 また、卵子提供を受けるために必要なホルモン検査などの検査を受けます。この検査が問題なければ、帰国後にドナーとのマッチング審査を政府機関に申請し、審査が通るとドナーの排卵誘発が始まります。

そして、ドナーから採卵されて凍結保存した卵子と1回目の渡航時に採取したパートナーの精子と受精させます。 受精が成立した受精卵は凍結保存され、生理周期に合わせた2回目の渡航でタイミングをみて子宮内に胚移植されます。その後、日本で出産するという流れになります。

受精卵を凍結保存せず、卵子提供希望者の生理周期のタイミングに合わせて採卵された卵子と凍結保存した精子を受精することもあります。 胚移植は卵子提供希望者の生理周期と着床しやすいタイミングをみて行われるのです。 海外で行われる卵子提供はアメリカなどでも行うことができますが、台湾は海外の中でも日本から近いこと、渡航の期間が短くて済むこと、費用が比較的少ないことから日本人に選ばれやすいものとなっています。

卵子提供エージェントで治療をうけるまでの流れとは?

2017.05.20

台湾での卵子提供の費用は?

台湾卵子提供の費用

台湾で行われる卵子提供は、体外受精やドナーからの採卵を含めて1回の治療で100から200万円ほどとなっています。ドナーからの卵子の提供は無償とされています。しかし、このうち上限37万円まで、卵子を提供してくれるドナーに対して採卵までに栄養費として支払うことになります。

また、複数受精卵ができた場合、年間の管理料を支払うことで凍結保存もできます。 渡航中の滞在費や、治療にかかる以外の予想外の出費がある可能性もあり、予算以上も出費があることもあります。

 

台湾での卵子提供のできる病院は?

台湾卵子提供病院

台湾で卵子提供を認可されて行なっているクリニックや病院は70施設ほどあり、そのうち日本人に卵子を提供している医療施設やクリニック、病院は数カ所あります。 台北にあるホンジ(ART)、コウノトリ生殖医療センターが有名で日本でも説明会を行なっています。 この説明会に参加して、卵子提供プログラムを受けるという流れが一般的です。

台湾での卵子提供の成功率は?

台湾での卵子提供による体外受精の妊娠の成功率は、台湾当局や医療機関が発表している正確なデータがなく、実態を把握していないという現状ではありますが、日本人の夫婦を多く手がけているコウノトリ生殖医療センターによると、胚盤胞での移植で約50から60%、さらに出産までの成功率は50%ほどとなっています。

日本国内ではたくさんのハードルを乗り越え、長期間の手続きを経なければ卵子提供による体外受精を行うことができませんが、それを乗り越えて第三者の卵子提供による体外受精によっての妊娠の成功率はJISARTによると約48%とされており、台湾での成功率よりやや低めとなっています。

卵子提供へ踏み切るきっかけは様々ですが、日本国内で不妊治療を行い、体外受精を何回か試みたという患者さんが卵子提供へと移行することが多いでようです。 体外受精は自分の卵子を使っての受精卵を培養しますが、グレードが低く妊娠に適さないものとなってしまうこともあります。

グレードが低い受精卵ばかりとなると、胚移植する前に採卵するための処置や苦痛をなんども受けなければならなく、費用もかさむばかりです。 そのため、卵子提供へと移行してグレードの良い受精卵を子宮に移植することで、成功率も高くなるのです。

卵子提供の成功率は?

2017.10.07

台湾での卵子提供のリスクは?

risk

台湾での卵子提供には、国内外で行われる一般的な卵子提供のリスクの他に、独特のリスクもあります。

多胎のリスク

卵子提供のリスクとしては、胚を複数移植することでの多胎のリスクがあります。 胚を複数移植することは妊娠する成功率を高めますが、多胎となるリスクもあるので慎重に行う必要があります。

出自を知ることができないリスク

台湾での卵子提供では、第三者であるドナーが誰かということを知ることができないこと、つまり「出自を知る権利」がないということがあり、リスクの一つになります。

JISARTのガイドラインによると、子どもが小学生になるまでに第三者の卵子提供によって出生したということを説明すること、そして、子どもは15歳以上になったら卵子提供者の情報を開示できる権利が認められており、希望すれば卵子を提供したドナーも子どもの両親である夫婦もそれに同意することを掲げています。

しかし、日本で卵子提供によって生まれた子どもに対する決定的な法律は定められておらず、このJISARTのガイドラインは法的に強制されることはありません。 台湾での卵子提供では出自を知ることができないことになっており、このガイドラインのような卵子提供によって生まれた子どもは「出自を知るの権利」は行使できないことになります。

出産した赤ちゃんの法的な位置付けが定められていないリスク

日本国内での卵子提供でもいえますが、卵子提供による子どもが養子にあたるのか実子なのか、また嫡出子なのか非嫡出子なのか曖昧なのが現状で、夫婦の中でもトラブルが起こる可能性もあります。 日本ではその赤ちゃんを出産した「生みの母」が実母として認められます。

しかし、卵子提供によって生まれた赤ちゃんが養子であるか養子ではないかという位置付けは、法的な整備が待たれる状況なのです。 このことから、倫理的な点を踏まえて考えるなら、台湾での卵子提供は慎重に行うべきかも知れません。

流産した場合のリスク

もし胚移植後に流産してしまったら、日本の病院の患者として医療を受けることはできますが、再度、体外受精を受ける場合は、もう一度同じプロセスを踏む必要があります。 それは、日本国内で流産してしまったために再び体外受精を試みるということよりは、費用も時間もかかってしまうことになります。

卵子提供を台湾のコウノトリ生殖医療センターで受けるには?

コウノトリ

台湾での卵子提供を希望する日本人の約半数が選んでいるコウノトリ生殖医療センターでは、日本でも説明会を行なっています。 コウノトリ生殖医療センターの院長であるライ院長は、不妊症の治療を専門に研究し、高度生殖補助医療の専門技術を研究しており、医療チームを結成して高度生殖補助医療を結成し、アジア最大規模の不妊治療の医療機関で患者さんに不妊治療を提供しています。

この院長の方針のもとで、日本人も安心して治療を受けられるように説明会を行なっています。 年に数回、東京や福岡などでの説明会に参加して相談し、治療を申し込むとい流れになります。

台湾への卵子提供を行なっているエージェントは?

卵子提供エージェント

日本でも台湾へ卵子提供のために訪れる夫婦が年々増えています。 2017年5月7日の読売新聞の一面では、「台湾で不妊治療、卵子提供受け110人誕生…日本人夫婦急増」という記事が書かれており、ホンジARTクリニックの院長の東京と台北での読売新聞記者のインタビューが読売新聞の重要記事として掲載されています。

この台北にあるホンジARTクリニックと先ほどご紹介したコウノトリ生殖医療センターはエージェントが仲介するのではなく、日本の不妊治療を行なっているクリニックからの紹介や独自の説明会を行なって卵子提供を希望する夫婦に情報を提供し、治療を行なっています。

卵子提供エージェントの費用は?

2017.08.27

台湾での卵子提供は補助金はない?

日本では一般不妊治療は保険が適応となり医療費控除が受けられ、高度生殖補助医療は国、都道府県、市町村から補助金が条件はありますが受け取ることができます。 しかし、残念ながら海外での不妊治療は保険適応外ともなり、補助金も受けられません。 そのため、この治療に関わる全ての費用が実費となり、かなり高額な費用がかかることになります。

まとめ

実際に患者となって海外での治療を受けること、しかも、台湾という場所での医療ということを考えると、その技術に不安があるかも知れません。 しかし、こちらの医療機関の高度生殖補助医療は世界の中でもトップレベルの技術であると紹介されており、実績もあります。 海外での医療は不安がありますが、心配である医療技術は問題ないといえるでしょう。 妊活中で不妊治療をがんばっているカップルにとって、倫理的によく考慮する必要はありますが、赤ちゃんを授かるための選択肢のひとつとして選ぶのもいいかも知れません。

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