体外受精の着床時期は?

検査薬

体外受精で胚移植を行なったら、次に気になるのは着床のこと。妊娠判定までに何もしないよりも、できるだけ着床を成功させるように過ごしたいものです。着床率を上げる方法や着床の時期、着床の兆候など、胚移植からの経過を詳しくお伝えします。

体外受精の着床時期はいつ?

着床時期

受精後7日目(排卵日から7日後)頃に子宮内膜に着床します。

IVFやICSIによって培養された受精卵は、生理周期を見て最も適したタイミングで子宮内へ移植されます。生理周期の中で女性の体は、排卵後には妊娠するために準備します。

これは妊娠してもしなくても起こる、毎月の生理的な体の働きなのです。この生理周期の中で、最も着床しやすい時期に移植を行います。

体外受精の流れは?

自然妊娠でも卵管の中で受精した受精卵は分割を繰り返して受精後3〜5日目に子宮内へ入り、着床します。

このことから、IVFでも排卵日を生理周期と血液検査やエコーによってチェックして判定し、排卵後3〜5日の間に胚移植を行います。子宮内へ入った受精卵はさらに分割し胚盤胞となって着床の準備をします。

そして、そして、先述したように、胚盤胞となって排卵より1週間後に着床します。

体外受精の着床の兆候とは?

兆候

体外受精において着床した時には、どんな兆候がみられるのでしょうか。妊婦さんの体にどのような変化が見られるのか、その変化をみていきましょう。

着床のときの症状

受精卵が子宮内膜に着床するときには、ほとんど自覚症状はありません。しかし、体の変化に敏感で、いつもよく観察しているなら、その変化に気づくこともあるでしょう。

着床のときの症状としては、下腹部のピリピリした痛みや張り、だるさ、吐き気、熱っぽさ、オリモノの変化、胸の張り、イライラや憂鬱などがあります。

この症状は、生理前の症状とよく似ているので、この症状によって着床したと判定することはできません。そして、強い症状ではないので、気づかないことの方が多いのです。

体外受精における着床出血とは?

出血

着床のときに見られる症状の中で、出血ということがあります。これは着床するときに胚盤胞が子宮内膜を傷つけることによって起こるのです。

この出血はごく少量で、出血時には痛みはほとんどありません。着床時期の出血であることや、生理前の出血であるため、体の異常や流産と思うことがありますが、少量の出血なら問題はありません。

体外受精の着床の確率とは?

確率

1回の体外受精で、受精卵が子宮に着床する確率は20〜30%とされています。不妊治療を行なっている人にとっては低く感じる数字かもしれません。

それくらい妊娠というのは神秘的なことなのかもしれません。しかし、着床しない理由は何なのでしょうか?着床率を上げる方法はあるのでしょうか?

着床しない理由・原因とは?

女性側の年齢が高くなればなるほど着床率が下がり、逆に流産率が上がる傾向があります。また、先天的な子宮の奇形や子宮筋腫、子宮内膜の異常などによって着床が障害されることもあります。

しかし、このような子宮の器質的な原因以外には年齢によって着床率が下がることと流産率が上がることなどからも、主にホルモンバランスの乱れが着床しない原因といわれています。

ホルモンバランスが悪いと、十分な子宮内膜が作られなかったり、子宮や卵巣の血流が悪くなってしまうことがあります。これによって子宮の環境が悪くなり、着床しにくくなっているといわれているのです。このような子宮側の着床できない原因を着床障害といいます。

受精卵に原因がある場合!

また、受精卵側に原因があることもあります。受精卵を培養して分割を進めていくと、分割の形がいびつなもの、細胞が壊れているものとなることもあります。

この受精卵の条件によってグレードがつけられ、初期胚ではグレード1〜3までのものは着床する可能性があるとされています。

年齢によってもグレードが変わるともいわれています。しかし、グレード3でも着床できないこともあります。グレードが良い受精卵を移植することで着床率は上がるかもしれませんが、受精卵の成長が止まったり、子宮側に問題があると着床できないのです

体外受精の着床率を上げる方法は?

可能性を上げる方法

着床率を上げるには、子宮環境を良くすることが大切です。まずは子宮の器質的なことをチェックしてみましょう。不妊治療を行うときには、最初に必ず不妊となっている原因を検査します。

そのときに子宮に異常がないかチェックします。子宮に異常があって着床しにくいなら、治療が必要なこともあります。

この時に受精卵に以上がないかどうかを着床前診断という検査でチェックすることで、受精卵の以上をみつけます。

子宮に問題がない時は?

子宮に問題がなければ、ホルモンバランスはどうかみてみましょう。基礎体温の変化や生理周期は整っているでしょうか。整っているように見えても、ホルモンバランスは少しのことで崩れてしまいます。

普段から、規則正しい生活と、ストレスを溜めないようにすること、適度に運動すること、バランスの良い食事をとることに心がけることが大切です。

子宮や卵巣への血液の流れは大事!

特に、子宮や卵巣への血流を良くすることも大切なことです。体を冷やさないようにすることも、ホルモンバランスを整えて子宮環境を良くするために必要なことなのです。

受精卵側にとっては、実は培養を胚盤胞まで行うことで着床率はアップできますが、費用がかかり、胚盤胞までの培養成功する確率は下がってしまいます。

この方法は、ご夫婦と治療を行う医師とで話し合って決める必要があるでしょう。

体外受精の着床前診断とは?

診断

体外受精においては着床前診断で、流産のリスクを削減し、妊娠確率をあげることができます。男女のすみわけもできます。

受精卵の遺伝子を生まれる前に検査することで、遺伝子異常を発見し、遺伝子以上のない受精卵を移植させるのです。

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体外受精で着床するけど育たない理由

育たない

受精卵が着床するけども育たないことには理由があります。着床して妊娠判定を行い陽性であっても、その後成長できずに流産となることがあります。

これを化学流産といいます。流産は、受精卵が成長する中で何かしらの障害や、染色体異常などがあった場合に起こるとされています。

着床するとhcg濃度が上昇

着床することでhCG濃度が上昇し、妊娠検査薬が陽性反応を示しますが、その後、成長が止まってしまい、hCG濃度が下がることもあります。これを不育症といいます。

不育症の原因が黄体機能不全と高プロラクチン血症が多いとされています。他には抗リン脂質抗体症候群というのも原因となりますが、これは胎盤が作られてからの原因となるため、着床直後の不育の原因ではありません。

不育症の対処方法とは

黄体機能不全と高プロラクチン血症はホルモンバランスの乱れを引き起こしています。黄体はプロゲステロンを分泌し、着床するために子宮内膜をフカフカにし、着床後も受精卵を守るために働きます。しかし、この黄体がプロゲステロンを十分に分泌できないこと、また視床下部から分泌されるプロラクチンが多すぎることで不育となる原因となります。

このホルモンバランスを補正するように、ホルモン剤の注射などの治療を行います。また、先ほどお伝えしたように、生活習慣を整えることでもホルモンバランスが整う可能性もあります。

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