宮崎産婦人科での不妊治療の体験談

宮崎産婦人科での不妊治療、体外受精の体験談について、中川さんにインタビューしました。中川さんのケースでは男性に原因がある男性不妊ならではの、女性が抱える悩みについてや、実際のどのような治療をうけていたのかをインタビューさせていただきました。

不妊治療のインタビュー

ままる運営 吉見
中川さん本日は、お越しいただきありがとうございます。中川さんの不妊治療の体験について色々とお伺いさせてください。
中川さん
わかりました。今日はよろしくお願いいたします。
ままる運営 吉見
不妊治療をはじめたきっかけを教えてください。
中川さん
結婚して5年経っても子供ができず、不妊治療を開始しようと思いました。検査したところ、男性不妊で体外受精しないと妊娠できないことがわかったため。人工受精も8回しましたが、かすりもしませんでした。
ままる運営 吉見
男性不妊ならでは大変さや、中川さんが苦労された点についてお伺いできますか?
中川さん
自分には全く異常がないのに、夫のせいで不妊なのに、治療はこちらだけがしなければいけないことが理解できるものの納得できませんでした。なぜ自分だけがと思った。人工受精も、体外受精も処置が痛みを伴い苦痛だった。麻酔では気持ち悪くなりました。夫はその間特に何も苦痛なことはする必要がないのにと思ってしまいました。
ままる運営 吉見
そうおっしゃる方もいらっしゃいますね。中川さんの周りでは、子供がいる方が多かったですか?
中川さん
そうですね。普通に自然に妊娠できている大勢の人が羨ましく、妬ましくも思いました。子供や関連するものをみるのが辛かったです。後に結婚したひと達が続々と先に妊娠していくのを見てなぜ自分だけがと思う日々が続きました。
ままる運営 吉見
妊娠は初めは簡単にできるとおもっている方も多いので、理解できるまでに時間はかかりますよね。
中川さん
それだけでなく、婦人科医で、毎日のように妊婦の診察や子連れの患者を診察していて、その間にも人工受精を何回しても全く妊娠せず、妊婦や妊娠に関連することを仕事とはいえ割り切れず、仕事をするのもきつかったです。仕事もやめたくなりました。
ままる運営 吉見
もともと子供がほしいという思いが強かったのですか?
中川さん
特別、子供が好きとか元々子供が欲しいと強く思っていたわけではなかったです。他の人が当たり前のようにしている妊娠を自分はしない事に対して、自分自身が重大な欠陥のように感じていました。不妊治療をわざわざしないと妊娠しないことに、抵抗を感じていました。

不妊治療にかかった費用は?

ままる運営 吉見
すこしテーマを変えましょうか。今回のケースではどれくらい不妊治療に費用をかけましたか?
中川さん
実家が婦人科なので、不妊検査、人工受精は薬液代だけですみ、8万円くらいでしたね。体外受精は採卵と顕微受精で60万円、胚移植2回で計30万、その他薬や検査などで10万くらいで、計100万円くらいかかったと思います。
ままる運営 吉見
実家が婦人科なのは、相談もしやすくていいですね。
中川さん
そこは、たすかりました。実際にかなり助けていただいました。

不妊治療を振り返ってみて

ままる運営 吉見
改めて不妊治療をふりかえっていかがですか?
中川さん
不妊治療は精神的にも肉体的にも経済的にも負担がかかります。また、頻繁に受診しないといけないことから時間的にも余裕がないとできないです。
ままる運営 吉見
不妊治療を続けれたのはどうしてですか?
中川さん
環境がよかったからです。普通に働いている人だと、仕事をしながら不妊治療を続けていくのはかなり難しいと思いますが、幸いなことに、私は実家が婦人科クリニックをしており、自分もそこに勤めていることもあり、まわりの理解も非常に得られる環境にあったため、治療を続けるには問題ない環境でした。
ままる運営 吉見
金銭面はいかがでしたか?
中川さん
また金銭的にも余裕がありました。所得制限で都や区の助成は受けられなくても金銭的余裕があったのでよかったです。

不妊治療で相談相手は?

ままる運営 吉見
不妊治療の時に、一番頼りにしてたのは誰ですか?
中川さん
家族ですね。仕事面では毎日妊婦の診察があるが、妊婦に接するのは精神的にきつかったため、妊婦の診察は外してもらってました。周りでは不妊で悩んでいる人はほとんどいなく、同じような気持ちや経験を共感する相手がおらず、家族くらいにしか悩みを聞いてもらう相手がいませんでした。
ままる運営 吉見
不妊治療していく中で、子供ができる確信はどのくらいありましたか?
中川さん
自分は不妊の理由がはっきりしていたし、年齢も若かったので、治療さえすればいずれできるだろうと思っていましたが、みんなが必ずしも治療すれば妊娠できるものではないものです。治療にたくさんの時間やお金をつぎこんでも、妊娠できる保障がないというのがとてもきついところだと思います。ただ私はなぜか漠然とできると思っていました。

旦那に対する想い

ままる運営 吉見
旦那さんに対しては、どのようにおもっていましたか?
中川さん
よくいわれるように、くらく出口のみえないトンネルの中にいるようなものでした。夫婦の間で不妊治療に対しての温度差があるため、けんかの原因にもなりやすいです。身近でも、実際それが原因で離婚した夫婦もいます。うちの場合、夫が原因で不妊なのに、治療の肉体的苦痛を味わうのは自分だけで、すごく不公平だと思い、実際に夫にあたったり、酷いことを言ったり、何回も激しいけんかになりました。
ままる運営 吉見
そうですね。二人にとってとても重い話ですからね。
中川さん
せめて夫から自分のせいでごめんなどとの言葉があったら、まだ自分の気持ちも少しはおさまったかもしれないですが、そういうことを全く言わない人だったので、よけい気持ちがおさまらなかったです。無事、妊娠し、一度は流産した時もすごく、おちこみ、絶望的な気分になり、精神的にもおかしくなりました。しかしながら出産できたことはよかったと思っています。
ままる運営 吉見
それは本当によかったです。
中川さん
しかしながら夫婦のまわかまりは以前として残っています。
ままる運営 吉見
これから改善されていくといいですね。
中川さん
そうですね。
ままる運営 吉見
今回は色々と生々しい話をありがとうございました!

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。