アメリカで代理出産するには?

通常の妊活では子どもが出来ない夫婦が、体外受精などの不妊治療を繰り返し、それでも妊娠できない場合、最後に残された手段が代理出産です。日本では事実上認められていない為、海外での実施が一般的です。不妊治療先進国のアメリカはその有力な候補地です。

アメリカの代理母出産の特徴

妊娠

医療先進国であるアメリカは不妊治療に関しても最先端の技術を有しています。そのアメリカの代理母出産にはどの様な特徴があるのでしょうか?費用やリスク、成功確率や安全性などについてみていきたいと思います。

アメリカの代理出産の特徴

依頼者夫婦の女性の代理として、その子どもを妊娠・出産することをアメリカではサロガシーといいます。サロガシーを認めるかどうかは各州の法律により異なります。

またサロガシーには有償のものと無償ものがあり、無償の場合のみ認める州があるなどその判断については各州の法律により様々です。特にカリフォルニア州では有償の代理母出産が認められていることもあり、中心都市ロサンゼルスには代理母出産を扱う多くのエージェントが集まっています。

アメリカにおけるサロガシーは1970年代後半から既に始まっており、この分野では長い歴史をもっています。現在では年間2000人以上の子どもが代理母出産によって産まれているとされます。

代理出産とは?

2017.08.16

アメリカでの代理出産のでメリットは?

メリット

このことからもアメリカにおける代理母出産の普及度が分かります。技術はもとより、ドナーの質もきちんと管理徹底されています。後にも述べますが、ドナー登録者には条件が設定されているので安心です。

その他、法律や代理出産プログラムの内容についてもしっかりと整備されており、病院や仲介業者の提携クリニックにて、合法的かつスムーズに代理出産を行えることが最大のメリットであるといえるでしょう。

アメリカでの代理出産のでデメリットは?

費用について、アメリカでの代理出産には代理母への謝礼金、代理母への医療保険や生命保険の掛け金(子どもに保険はかけられない)、国際弁護士の依頼料、仲介業者への手数料など含めて約2000万円程度の費用がかかると言われます。

インドやタイなどのアジア諸国でこれを行った場合、500万円前後の費用負担で済むことを考えると、2000万円という金額は一般的な夫婦にとってとても高額です。

代理出産の問題点とは?

2017.08.29

身体的にきつい

また、インドやタイと比べ、アメリカは距離的にも離れています。それだけ渡航の費用も多くかかります。またアメリカエージェントはインドやタイのそれと比べより綿密に事前の打ち合わせを行うため、場合によっては複数回の往復が必要になるかもしれません。

そうなった場合、時間的、体力的な負担も増えるといえます(その分、安全面で信頼出来ますが)。以上の点が、アメリカで代理出産を行うデメリットといえるでしょう。

アメリカの代理出産の成功率とは?

確率

このような代理出産プログラムの成功確率は当然気になるところです。一般に代理出産の成功確率は代理母に移植される受精卵の質によって変わります。言い換えれば、精子及び卵子提供者の年齢が若ければ若いほど成功確立も上がるということです。

ご自身の卵子を利用する場合

したがって、使用される精子と卵子の質により条件が変わるため、一律にその成功確率を示すことは出来ませんが自己卵を使う場合は、一般的な妊娠率と変わりません。

アメリカでの代理出産の安全性とは?

safe

一方で、代理出産プログラムの安全性については、アメリカは海外の国々の中でも最高峰のレベルであるといえます。既に述べたとおり、アメリカは代理出産に関して長い歴史をもっています。

インドやタイが1990年代以降開始したのに比べ、アメリカでは1970年代後半には既にこれが始まっています。この間に整備された規制や法律がその安全性につながっているといわれています。

アメリカでの有名人の事例:ロナウド

なお、代理母出産は双子が生まれやすい、という話を聞くことがあります。つい先日には有名サッカー選手のC・ロナウドが代理母出産を介して双子の父親になったというニュースが話題になりました。

体外受精を行う際には、その成功率を上げる為に、複数の受精卵を代理母の子宮に入れます。必然的に双子の生まれる確率は上がります。代理母出産は双子が生まれやすいというのは事実のようです。

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アメリカの代理母出産プログラムの内容

代理出産プログラムの内容とはどのようなものでしょうか。ドナー、卵子によるプログラムや、窓口となるエージェントについてもみていきます。

代理出産プログラムとは

相談

一般的な代理出産プログラムは、依頼者夫婦の妻の卵子と夫の精子を体外受精し、その受精卵を代理母の子宮に移植する、という医療方法で妊娠・出産を試みるものです。この場合、生まれてくる子どもは遺伝的に100%依頼者夫婦のものを受け継ぎます。

依頼者夫婦の妻に卵子の問題がある場合、ドナー卵子による代理出産プログラムの適応となります。夫の精子と卵子ドナーが提供する卵子を体外受精させ、その受精卵を代理母に代理懐胎し出産させる、という医療プログラムです。遺伝的には卵子ドナーのものが加わりますが、法律的には依頼者夫婦が生まれる子どもの両親となります。

なお、この様なプログラムの申込みについては、アメリカ永住権保持者のみと受け付けるというエージェントもあるようです。

アメリカの代理出産のドナーについて

ドナー

アメリカではドナーの卵子提供についての法律がしっかりと整備されています。卵子提供契約の際には依頼者には国際弁護士が付き、卵子ドナー側にも弁護士が付きます。ドナーの立場も考慮した契約が結ばれます。

年齢制限がある

卵子ドナーには年齢条件が決められており、新規登録の場合は満21歳以上30歳未満です。過去の提供結果によっては30歳以上のドナーが認められるケースもあるようです。

ドナーは謝礼金を受け取る

謝礼金を受け取る卵子ドナーにはリスクもあります。体外受精の際、ドナーは排卵誘発剤を使用するためその副作用の可能性があります。この様なリスクを理解した上で責任感のある人物がドナーとなります。

ドナーの条件とは?

一方、子宮を貸すことになる代理母ドナーについても誰もがなれる訳ではありません。ドナー登録の際にはいくつかの条件が設定されています。例えば年齢制限(21歳から37歳まで)、遺伝性疾患等の感染症が無いこと、精神安定剤や不法薬物を使用していないこと、タバコを吸わないこと、アメリカ在住であること、経済的に安定していること、などです。

代理出産の流れは?

2017.08.17

アメリカで代理出産できるエージェントとは?

エージェント

既に見たように代理母出産プログラムは他の不妊治療と違い、日本で行われていないため。必然的に海外に出ることになります。海外での代理母出産の手続きは、まず現地医療機関との仲介業者となるエージェントを決めることから始まります。

アメリカには100社ほどの代理出産エージェントがあり、その半数以上がカリフォルニア州に集中しています。カリフォルニア州では有償のサロガシーが認められていることは既に述べました。法律等がきちんと整備されたカリフォルニア州に代理出産の仲介業者が集まるのは自然なことでしょう。

エージェントの選択

エージェントの選択は、ドナーや代理母、国際弁護士の紹介や提携クリニック、費用他、様々な問題についての面談を行ったうえで決定されます。申し込みが完了したら病院やエージェントの提携クリニック等の医療機関と調整を行います。正式に契約が完了した後、各プログラムが開始されます。

実績があり信頼できるエージェントを見つけることが大切です。日本人顧客を主な対象とする業者として以下の4つを紹介します。

KBプランニング

ロサンゼルス拠点。社長のキヌコ・ブラウン氏(夫がアメリカ人)自身が代理出産によ  る子供を持つ。

IFC

サンフランシスコ拠点。過去1200組以上の日本人患者のサポート実績あり。日本人現地社 員の付き添い、通訳サービス有り。東京にも常設オフィス有り。ただし、代理出産プログ ラム依頼は米国永住権保持者の夫婦に限定。

LA Baby

ロサンゼルス拠点。日本人の卵子ドナーが常時100名以上登録されている。東京オフィス 有り。

J baby

ロサンゼルス拠点。東京オフィス有り

この様に、様々なエージェントが様々な条件・内容で営業活動を行っています。インターネット上の妊活サイトなどで紹介されていることも多く、比較的簡単に情報収集できます。ただし、費用等の具体的な情報については個別の対応の後に示されることが普通のようなので、一見で複数エージョントの内容比較等をすることはできないようです。

卵子提供エージェントの費用は?

2017.08.27

アメリカの代理母出産に関する否定意見

代理出産

これまでに見てきた代理母出産は、通常の妊活や様々な不妊治療を重ねても、ついに子どもを持てなかった夫婦にとっての最終手段であり最後の希望となるものです。しかし、一方では様々なトラブルの要因にもなっています。

依頼者と業者間の金銭トラブルの他、自然な妊娠によらず産まれた子どもの人権問題など倫理上の課題もあります。代理母出産について否定的感情を持つ人も相当数いるのが現状です。代理母出産を考える際には、その安全性や費用面についてばかりでなく、倫理の問題についても深く考える必要があるでしょう。

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