代理出産の成功率は?

代理出産の成功率は、どれくらいなのでしょうか?国ごとの成功率、年齢ごとの成功率、代理出産エージェント(仲介業者)ごとの成功率を、今回はMamaru運営事務局が代理出産会社に実際にヒアリングをかけながら、2018年の最新情報をまとめました。

代理出産、卵子提供という生殖補助医療を活用した場合の成功率は母の卵子年齢や、体外受精のタイミングによっても変動値はあることを前提にみていきましょう!

代理出産の成功率は?

代理出産の成功率は受精卵の種類によって多少異なります。一般的には夫の精子と自己卵子の受精卵を使用した場合は40%、夫の精子とドナー女性の卵子の受精卵を使用した場合は60%の確率です。

なぜドナー女性の卵子を使用した場合の方が確率が高いのかというと、妻の卵子に何らかの問題があることが多いというのが原因です。通常の妊娠でも受精卵が100%の確率で妊娠することはありません。

受精卵に何らかの問題があり育たず妊娠初期で流産が起こるケースがあります。流産は妊婦の約15%起こるといわれており、年齢が高いほどその確率は上がります。それらを踏まえると、代理出産での成功率40~60%は高い方だと考えられます。

代理出産の成功率は年齢によって違う?

代理出産の成功率はドナー女性の年齢や子宮状態よりも、移植する受精卵の質によって大きく左右されます。その中でも主に卵子の質が重要となります。代理出産では精子と卵子を体外受精などの生殖補助医療で受精卵に培養します。卵子は年齢と共に老化していくため、採卵する女性の年齢が低いほど成功率は高くなります。

卵子は老化すると受精能力が弱まったり、受精卵になっても染色体異常などを起こして流産のリスクも高くなります。つまり、代理母の子宮の状態が大変良好な状態であっても、移植する受精卵(主に卵子)の質が良くなければ妊娠の成立は難しいということです。

年齢ごとの成功率

一般的には、卵子の老化が始まる35歳以降から成功率が下がるといわれています。
35歳までであれば自己卵子を使用した場合は約40%、それ以降は下降していき40歳で20%、42歳で10%、45歳を過ぎると0%付近まで成功率は落ちます。

卵子ドナー活用の場合

一方でドナー女性の卵子を使用した場合は20代で60%、30歳以降は50%と横ばいになっています。そのため、実際は卵子提供を受けての方法がいちばん成功率が高いといえます。

※上記の年齢は採卵時の年齢です

代理出産の成功率は国によって違う?

日本では現在、代理出産は不妊治療として認められていません。理由は医学的リスクだけでなく、産まれた後の子供の戸籍や倫理的なことなど多くの問題点があるからです。現在、海外で代理母出産ができる国は20か国近くあります。その中でも代表的な国はアメリカ、イギリス、ギリシャ、ロシア、ジョージア、ウクライナなどがあげられます。

以前までは、日本と同じアジア圏のタイとインドも代理母出産を実施していました。安価なプログラムが魅力で人気だったタイとインドですが、人権批判などが原因で外国人を対象とした代理母出産を禁止されました。

各国ともに代理母出産のプログラムやシステム、費用などは異なってきますが、国によっての大きな違いはなく、どの国を選んでも成功率の決め手はやはり体外受精でできる受精卵の質ということです。採卵した卵子の年齢が若いほど成功率は高い結果となっています。

代理出産エージェント(仲介業者)の成功率は?

日本では代理母出産が認められていないため、仲介業者にコンタクトをとることから始まります。そして代理母プログラムを提供するエージェントを通して海外で代理母出産を行うことになります。

それぞれのエージェントによって、プログラムや条件が異なります。代理母出産を検討している方は、自分に合った家族計画を立てられるエージェントを選択してください。ここではいくつかのエージェントの代理母出産での成功率を、ピックアップして紹介します。

【MediBridgeメディブリッジ】

日本人向けの業界最大の卵子提供・代理出産エージェンシーです。東京オフィスを中心に、アジア各国やハワイ、マレーシア・台湾の医療施設と連携を取り、ひとりひとりを国境を越えて最後までサポートしてくれます。多くの実績を残しています。

成功率…代理出産プログラムでは一回の移植で平均55%前後の結果

【IFC(INTERNATIONAL FERTILITY CENTER)】

アメリカでの卵子提供・代理母出産をコーディネートするエージェンシーで、サンフランシスコと東京に常設オフィスがあります。言葉の壁や時差を感じさせない連携プレーで、個々のケースに応じた密着したサポートを提供しています。日本人の1200組を超える家族計画を達成した実績があり、数多くのメディアにも取り上げられています。

成功率…成功率が最良レベルなのは採卵時の女性の年齢が32歳頃まで。32歳以下の女性の卵子を使用した受精卵を移植した場合、1回あたりの成功率はおよそ75%としています。

【MONDO MEDICAL】

東京にある海外の最先端の不妊治療を提供するエージェンシーです。代理母出産ではロシア、アメリカ、アジアなど多数の医療機関と提携しており、夫婦の考えに合致したクリニックの提案をしてくれます。現地では日本人スタッフがサポートしてくれるので安心です。

成功率…ケアプランによって異なる。カリフォルニア医師の見解では、卵子提供を受けて受精卵を作り、着床前スクリーニングを行った正常な胚を代理母へ移植することで約9割の確率で妊娠するとしています。

【Aqua Beauty(アクアビューティー)】

国内最大の海外美容整形アテンド会社ですが、卵子提供・代理出産などのエージェントも行っています。大阪に本社があり、東京窓口も設けています。アジアの優れた病院と提携することにより、欧米などよりも低価格の費用で受けることが可能です。

成功率…具体的な数字は記載していないが、成功率が最良レベルは採卵時の女性の年齢が35歳頃までとしています。それ以降は年齢と共に卵巣機能が低下するため成功率も下がります。そのため、採卵の年齢制限は満45歳までの誕生日までになります。

まとめ

以上のとおり、代理出産についての成功率を紹介しましたが、国やエージェントでの大きな違いはなく重要なのは卵子の質ということです。もちろん代理母の子宮や健康状態も大切ですが、やはり採卵時の年齢が若いほど成功率は高いという結果でした。

自己卵子を使用するのか、ドナー女性の卵子を使用するかによっても違いますが、代理母出産は費用も高額で問題点も多く、リスクも伴います。信頼できるエージェントを選び、慎重に家族計画を立ててください。

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。

2 件のコメント

  • 不妊治療に関しては、まだ私には関係のないことだと思っていたのですが、未だ結婚予定の相手すらいない私もあまり他人事ではないのかなと思いました。
    このまま婚期が遅れれば、もしかすると不妊治療が必要になる時が来るかもしれません。
    その時のために知識を入れておけるので、とても良い情報になりました。
    ただ、どうしても代理出産に於いては倫理的な問題が気にかかってしまいます。
    産んだ後、ドナー女性が母性を抱いてしまうのは生命として当たり前のことなので、どちらを責めるわけにもいかないと思っています。
    年齢ごとの成功率なども、とても興味深く少し焦りを感じてしまいました。
    代理出産の仲介業者があるということにも驚きました。
    医療行為だと思っていたので、全て医療機関がやってくれるものだと思っていました。
    ただ、日本では認められていないという情報を踏まえると、納得しました。
    やはり正しい知識をきちんと入れてから、不妊治療に挑むことが大切だと感じました。

  • 私は過去に自然妊娠にて2児を設けていますが、こういった記事を拝見させていただくと、自然に子供ができたことはとても貴重なことであり、感謝しなければいけないなと感じました。

    世の中子供が欲しくて、こんなに苦労をしている方々が大勢いるのに、大事なわが子を虐待したり、育てられずに捨ててしまったりする人がいるということは、本当に悲しいことだなと痛感します。

    今後、ますますこのような不妊治療をされる方が増えていくと思いますが、精神的にも金銭的にも様々なサポートの輪が広がるといいなと思います。特に女性の負担はとても大きいので、1人でも多くの方が希望ある未来が開けることを願うばかりです。

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