妊娠線を消すのにヒルドイドは効果ない?

妊娠線とは妊娠中に胎児が成長するとともにお腹が大きくなるにつれて乾燥した皮膚に亀裂ができる事を言います。妊娠中は普段よりも皮膚が乾燥しやすいと言われており一度できた妊娠線は完全に消すことは難しいと言われております。

妊娠線の予防には保湿が大事だということは良く知られています。肌の保湿剤として皮膚科などで医師から処方されることの多いヒルドイドは本当に妊娠線を消すことが出来るのでしょうか。

ヒルドイドとは?

ヒルドイドは皮膚に塗る外用薬になります。ヒルドイドの主な成分はヘパリン類似物質です。このヘパリン類似物質という成分は皮膚の保湿、また使用した部分の血行を促進し新陳代謝を上げる作用があります。

ヒルドイドの効果
✓肌に水分を与えうるおいを与える効果がある
✓血行をよくする効果がある

体内にはもともとヘパリンという物質が存在します。このヘパリンとは体内の水分を保つ働きや、血行を良くする作用があります。ヘパリン類似物質とはもともと体内にあるヘパリンと同じような性質をもつ物質になります。ヒルドイドには目立った副作用はありませんが、まれに肌のかゆみや赤みが生じることがあります。

ヒルドイドの成分と効果は?

ヒルドイドの成分
✓グリセリン
✓スクワラン
✓軽質流動パラフィン
✓セレシン
✓白色ワセリン
✓サラシミツロウ
✓グリセリン脂肪酸エステル
✓ジブチルヒドロキシトルエン
✓エデト酸ナトリウム水和物
✓パラオキシ安息香酸メチル
✓パラオキシ安息香酸プロピル

ヒルドイドの効果はにはどんな効果があるのでしょうか。一度できてしまった妊娠線への効果を見ていきましょう。

ヒルドイドは、肌の表皮のさらに奥の真皮層に出来る亀裂に有効だと言われています。というのも、ヒルドイドは真皮層まで届いて保湿ができるのと血行を促進し新陳代謝を高める効果があるからです。

真皮層に出来てしまった亀裂に直接作用し、保湿ができるので妊娠線を消す効果が期待できます。また、血行を促進し新陳代謝を高めることで肌を修復する効果があり、妊娠線の出来てしまった肌を修復することができます。

ヒルドイドの効果1:血液凝固を抑制します!

血液が固まるのを防ぐ効果があります。

ヒルドイドの効果2:血流量増加による肌の新人代謝

うさぎのにおける水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加がわかっています。そのため新人代謝が進みます。会わせてヒゲが伸びやすいということもあります。

ヒルドイドの効果3:角質水分保持を促進する作用

角質の水分を維持するため、乾燥を防ぎやすくなります。

ヒルドイドの副作用とは?

ヒルドイドの副作用1:過敏症

皮膚に刺激感があわわれることがあります。その際はすぐに利用を中止してクリニックにいきましょう。

ヒルドイドの副作用2:発心が現れる

皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等等の症状が見られることがあります。

ヒルドイドの副作用3:妊娠中の患者は極力やめましょう

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないため、利用は推奨されていません。

 

ヒルドイドはどこで入手できる?

病院で入手できます。ヒルドイドは薬局などで店頭に並んでいる薬とは違い、医師の処方箋が無いと手に入れることができません。しかし、肌の乾燥の症状がある場合によく処方される外用薬になるので、皮膚科などで医師に相談すれば処方してもらえることが多いでしょう。

肌の乾燥やアトピーなどの治療として処方される薬になりますが、ヒルドイドは血行を促進し新陳代謝を高めることでアトピーで出来てしまったアトピー跡を消す効果があります。また、高い保湿効果があるので、治療だけでなく予防としても処方される薬になります。

よく赤ちゃんの肌の乾燥を防ぐのに使われたりしますね。

そもそも妊娠線ができる仕組みとは?

妊娠線とは胎児の成長につれてお腹が大きくなる時に皮膚が引っ張られることによって、肌の奥の真皮層が一緒に伸びきる事が出来ず亀裂ができる事を言います。妊娠すると妊娠線予防のケアをしっかりしましょうというのは妊婦さんは良く耳にすると思いますが、一度できてしまった妊娠線はなかなか消すことが難しいのです。

詳細は別記事につて伝えさせていただきます。

妊娠線の予防方法とは?

妊娠線の予防として一般的なものは皮膚の乾燥を防ぎ、保湿をしっかりすることです。予防に良く使われるのは妊娠線予防のクリームやオイルになります。

このようなクリームやオイルは医師の処方箋がなくても手に入れることが出来るので、妊娠がわかったらお腹が大きくなる前から乾燥を防ぐためにお腹に塗っておくとよいでしょう。しかしながら、どれだけ予防をしても妊娠線というのはできてしまう事があります。

詳細は別記事につて伝えさせていただきます。

ヒルドイドで妊娠線は消すことができるの?

ヒルドイドは肌の真皮層まで届き、妊娠線としてできてしまった亀裂に作用する効果は期待できますが亀裂を完全に修復できるわけではありません。また、新陳代謝を高めることで肌の再生を促す効果も期待できるので、一度できてでしまった妊娠線を目立たなくするこをは出来るでしょう。

妊娠線を消すためだけでなく、肌の真皮層にまで保湿の効果があるヒルドイドは妊娠中からお腹に塗りこんで予防としても使用するのが良いでしょう。また、一度できてしまった妊娠線にもしっかり塗りこんで肌の保湿をしてあげて下さい。

ヒルドイドの安全性は?

肌の奥の真皮層まで作用すると聞くと妊娠中には胎児に影響がでないかと心配になるかもしれませんが、妊娠中の使用に関しては特に禁止されている薬ではありません。ただ安全も保証されていません

ヒルドイド自体は赤ちゃんの肌の保湿のために医師から処方される外用薬ですので、赤ちゃんの肌に直接塗っても安全な事が証明されています。

また、生まれたての新生児の赤ちゃんから処方されますので、妊娠中のお腹に塗ることは問題ないと言えるでしょう。まれに副作用として皮膚のかゆみや赤みなどが生じる場合がありますので、副作用がみられた場合が使用を中止しましょう。

ヒルドイド以外に妊娠線に効果のあるもの

妊娠線を消すのには他にもバイオイルというものが有名です。バイオイルもヒルドイド同様に肌の奥の真皮層まで保湿するこができるものになります。バイオイルとは植物成分由来の成分を主にしている保湿オイルになります。

ヒルドイドと違うところは医師の処方箋が無くても購入できる点です。またヒルドイドの類似品としてアットノンというものがあります。アットノンもヒルドイド同様、ヘパリン類似物質を主な成分としています。アットノンは市販薬ですので、こちらは医師から肌の治療としての処方箋が必要ありません。ヒルドイドを入手できないという人はアットノンを試してみても良いでしょう。

妊娠線は一度できてしまうとなかなか消すことができません。そのため、予防としてクリームやオイルで妊娠中から保湿をしてしっかりとケアしておく必要があるでしょう。しかし、保湿をしていても急激に大きくなるお腹に肌がついていけなくなり、亀裂が生じてしまうこともあります。そんな時には、出来てしまったからと諦めるのではなく安全で比較的手軽に手に入るヒルドイドで妊娠線を消す、または目立たなくするように使用してはいかがでしょうか。

参考:http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3339950M1137_1_08/

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。