妊娠線が痛い!そんな時は?

妊娠後期から、太ももや胸に妊娠線がみられ、すこしづつピリピリした痛や、かゆいなーと感じることもあるでしょう。そんな時に産後までこの痛みは続くのか、皮膚科にいくべきなのか。薬はどうしたらいいのか。初めての経験に戸惑うこともあるでしょう。

そこで今回は妊娠線がなぜかゆいのか、そんな時に薬は何をつかったらいいのか、ケアの方法についてまとめました。

妊娠線がなぜ痛いのか・・・

そもそも妊娠線とは、お腹が大きくなるにつれて、皮膚の下にある真皮の組織が対応できずに裂けてしまうことでできる、皮膚内部のキズのようなものです。肌の内部にある真皮層が伸びにくいことが原因で起こる皮膚の症状です。

妊娠によりお腹や胸周りが大きくなったり、妊娠に伴う体重増加で体型が変化することで、皮膚が急激に引き伸ばされてしまいます。この時、伸びに強い表皮(肌の外側)は問題なく伸びることはできますが、伸びに弱い真皮層は耐え切れずに肉割れのように避けてしまうことがあるのです。

弾力性のない皮下脂肪の影響も受け、真皮層や皮下組織が伸びる限界を超えて皮膚が引っ張られることにより亀裂が起こります。この真皮層にできてしまった亀裂が妊娠線になります。

妊娠線は皮膚の乾燥も伴ってかゆみがある人は多いですが、本来は痛いというものではありません。しかし、妊娠線が「長く」「奥深く」できてしまうと、中には痛みを感じることがあるようです。

妊娠線どんな痛み・・・

妊娠線は、表皮にできた傷と違って出血するようなことはありませんが、真皮層にできた裂傷なようなものでチクチクとした痛みを伴うことがあります。また、人間の感覚によっては曖昧な部分もあり、チクチクとしたかすかな痛みを痒みと勘違いしてしまうこともあるため、人によっては妊娠線ができると痒みを感じる人もいるようです。

また、中には痛みではなく、皮膚の感覚が無かったりしびれてしまう症状は、皮膚だけでなく皮膚の神経が切れてしまい起こってしまう事もあります。妊娠中には、それまでに体験したことのない体の変化が多くあり、大丈夫なのかと不安になってしまう妊婦さんもいます。

妊娠線はほとんどの人にできる

妊娠線は、妊婦さんの8~9割のママに出来てしまうという事実があるほど出来る可能性が高いものです。妊娠線は、急激にお腹が大きくなったため皮膚が急に伸ばされてしまうことでできる、赤みを帯びた線の事です。できたばかりの妊娠線は赤紫色で、細かいギザギザが集まって線状に伸びているため、触ると凸凹が確認出来るものがあります。

妊娠線が作られる原因として、もっとも多いのが「乾燥」です。もともと乾燥肌の方は、妊娠線ができやすい人という事になります。また、小柄な方も妊娠線ができやすいです。小柄な方は皮膚面積が狭く、皮膚が引っ張られやすいので早めの対策が必要になります。

さらに、急な体重増加・安定期も運動不足・2人目以降の経産婦・多胎妊娠・皮下脂肪が厚い方も、妊娠線ができやすい人になります。そして何と言っても、妊娠線の予防クリームを使用していない方も、妊娠線ができやすいので妊娠初期からの早めのお手入れが求められます。

産後の妊娠線の痛みについて

産後には、なんとなくお腹の皮膚がピリピリしびれるような痛みがある、感覚が鈍い感じがするという方がいます。それらはもしかすると、妊娠線による皮膚の痛みが原因かもしれません。

化粧水やクリームなどの刺激があると、怪我をした時のように、しみて痛いと感じた経験をした方はいると思います。それらと同じように、触ったときや洋服が当たった時など、刺激を感じた時に痛いと感じる場合があります。

産後に妊娠線が痛い時は、時間とともに良くなっていくということを覚えておきましょう。個人差はありますが、一般的に半年から1年ほどで妊娠線の痛みは改善していきます。少しでも妊娠線が痛いという症状を軽減するために、肌の保湿や規則正しい生活習慣を心がけましょう。妊娠線は一度できてしまうと、その後に痛みや線が残ってしまうという可能性があるので、できれば妊娠中から予防のためのケアを行う事がおすすめです。

臨月の妊娠線の痛みについて

臨月に妊娠線ができたという妊婦さんは少なくありません。妊娠線ができる・できないといった個人差はあるものの、妊娠線は多くの女性を悩ませる問題のひとつです。
妊娠線は皮膚の乾燥、体重の増加や、胎児の成長に伴って子宮が肥大することで皮膚が引っ張られ、真皮に亀裂ができることが原因で起こります。

臨月は、こうした身体の変化のピークであることから、妊娠線ができやすい時期と言われています。臨月を迎える前以上に、妊娠線ができないように予防することがとても大切になってきます。

妊娠線の痛み対策について

妊娠線がいた時はどのようにしたらよいでしょうか。適切な保湿の方法等についてお伝えさせていただきます。

保湿

弾力が失われ、硬くなりがちなお肌に潤いを与えるために、妊娠線クリームで保湿対策が大切です。できれば妊娠初期から保湿をおこない、お肌が柔らかくなるようにケアを行い、乾燥しやすいお風呂上がりに、塗っていくことがおすすめです。

お気に入りの香りを選ぶとマッサージ効果と相乗して、リラックスすることができます。妊娠線はお腹だけではなく、太もも、お尻、二の腕、胸にも出来やすい為妊娠線クリームを塗ることを忘れないようにしましょう。お肌のピリピリを軽減するだけではなく、予防ケアとしでも効果的です。

皮膚を掻きむしらない

妊娠線の前兆としても現れる皮膚のピリピリを、かゆみと感じる妊婦さんは多いようです。この時に避けたいのは、皮膚を掻きむしることです。皮膚を強く掻いてしまうと肌を傷つけてしまったり、乾燥してさらに妊娠線ができやすい状況を作り出しかねません。また、皮膚を掻くことで、さらにかゆみが増長してしまいます。皮膚がピリピリしても、なるべく搔き壊さないように注意しましょう。

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。

2 件のコメント

  • 私は2度妊娠を経験して、1回目は出来ないようにと思っていましたが、正直あまり残りませんでした。だから2回目も大丈夫だと思ってサボってしまい、予想以上の妊娠線が残ってしまいました。1回目はまだ皮膚も戻りやすいですが、2回目の方がちゃんとやらなきゃいけなかったのだと今頃後悔です。

  • 私は今まさに妊娠していて臨月で、もうそろそろ生まれると維持期に来ています。
    やっぱりクリームを塗っていても妊娠線が出来てしまったので、迂闊にしているともっとひどくなるのだろうなと感じました。
    赤ちゃんが大きくなるに連れてお母さんのおなかのキャパシティが足りなくなってくるのは仕方のないことですが、その分が遷都して出てきてしまうことはあまり嬉しくないと思うのと同時に、
    赤ちゃんがいるんだという自覚を持つこともできるので気持ち的には半々で良かったり悪かったりしています。
    出産後またどうなるかわかりませんが、第一子のときは自然とわからなくなっていてそこまで特に嫌だなと感じるところまで行かなかったように思うので、今回もそうなってもらえれば良いなと思っているところです。

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