妊娠線を消すには?

一度できてしまった妊娠線は、今の医学では完全に消すことは難しいとされています。しかし、少しでも目立たないようにすることはできないのでしょうか。実は、完全に消すことは不可能なのですが、妊娠線を薄くして目立たなくなる方法はあります。
もちろん、妊娠線を作らないために予防することが一番大切なのですが、万が一出来てしまった場合でも、目立たなくする方法がありますから、ご紹介しましょう。

妊娠線とは

妊娠線は、妊娠中にできる肉割れの線の事です。ストレッチマークとも呼ばれています。妊娠線は、肌の表面に現れるため、皮膚の表面にできる線と思っている人も多いと思いますが、実は違います。

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織という皮膚の層になっており、表皮は弾力があるため伸びやすいのですが、真皮や皮下組織は弾力がなく、急激にお腹が大きくなることで、真皮や皮下組織が裂けてしまい、内出血を起こしてしまうのです。

表皮はとても薄いため、裂けめ(亀裂)が見えてしまいます。表皮ではなく、真皮・皮下組織に亀裂が入るので、出産後もなくなることはありません。

妊娠線とは?いつから予防を始める?原因と対策は?

2018.05.06

妊娠線は消えるのか?

妊娠線 消えるのか

皮膚の表面にできた傷であれば(表皮にできた傷)、肌の新陳代謝を活性化することで、消すことは可能です。しかし、妊娠線は表皮だけではく、真皮や皮下組織に亀裂がはいっているため、表皮だけをケアしていても妊娠線は消えることはありません。

表皮下にある、真皮や皮下組織の亀裂を完全に修復することは困難なため、妊娠線が完全に消えることは難しいのです。ただ妊娠初期にできた赤紫の妊娠線は、適切な処置をすれば、ほぼ目立たなくなるまで消すことが可能です。

ですから、体重増加によって妊娠線が出来てしまったからといって、その時点で諦めてしまい、そのままスキンケアを怠たってしまったり、出産後もスキンケアをしないまま数か月間も放置しておくと、更に妊娠線を消すことが難しくなります。

妊娠線が消えるかどうかは、その人の体質や生活習慣やケアの仕方によって変わります。
また肌のターンオーバーは年齢によっても、異なりますから、妊娠線が目立たなくなるまでの期間や度合いなどは、個人差があります。

産後の妊娠線は消える?

2018.06.02

妊娠線を消す方法

出産後にも残ってしまった妊娠線を完全に消すことは難しいですが、薄くして目立たなくする方法はあります。妊娠線を消す方法は大きく分けて、2つあります。医療機関に通うことと、自宅でセルフケアを行う方法です。どの方法でも表皮を再生させて妊娠線を目立たなくなくする方法ということを覚えておいてください。

医療機関やクリニックで妊娠線を消す

クリニックでレーザー治療

医療機関で妊娠線を消す場合は、費用面でかなりの負担がかかります。即効性はありますが、出産後に赤ちゃんのお世話をしながら、クリニックに通うことは、簡単なことではありません。誰か赤ちゃんの面倒を見てくれる人が必要ですし、特に母乳育児の人は、難しいかもしれません。

レーザー治療で消す

美容皮膚科でレーザー治療をすることにより、妊娠線を目立たなくすることができます。施術が簡単で短時間で効果を得られるため、人気の方法ではありますが、医療保険が適用されない自由診療ため、費用は高くなります。

クリニックによっても、費用がかなり異なりますし、妊娠線の範囲や深さによって、治療に通う回数などもかわってくるため、費用については、個人差があります。

ほとんどの患者が3~5回ほどで終了し、費用はおよそ10~20万円かかると言われています。契約をする前に、しっかりと無料カウンセリングを受けてしっかりと確認をするようにしましょう

レーザー治療は、妊娠線ができている幹部に熱の刺激を当てて、肌の真皮や皮下組織の再生を図るものです。一番の特徴は、表皮の下にある「真皮」に直接働きかけることで、真皮にあるコラーゲンの生成が活発化します。しかし、いくらレーザーでも、真皮や皮下組織が完璧に再生さることは不可能です。

またレーザー治療は、身体にメスを入れずに、短時間で済ますことが出来ることからおすすめの方法ではありますが、まれにレーザー照射熱によって、火傷してしまう恐れがあります。

ダーマローラー

髪の毛よりも細い針が何百本も刺さっている専用のローラを皮膚の上で転がすことにより、皮膚に細かい穴をあけ、そこから肌の再生を高める方法です。細かい穴が開くことで、肌が傷を治そうとする自然治癒力を利用しています。このダーマローラは、妊娠線を消す以外にも、ニキビ跡やシミ、または毛穴の引き締めにも効果があります。

この施術の後は、しっかりとした保湿が必要になります。適切な処置を怠ってしまうと、肌が更に乾燥してしまうので、シミなどの肌トラブルの原因ににもなりますまら、ボディクリームなどで、しっかりと保湿をしましょう。
このダーマローラーは、一般人向けにも購入ができるため自宅でセルフケアも可能です。もちろん美容外科やエステなどでも施術が行われており、1回あたり平均5万円ほどです。

クリニックなどに通わず自宅でするセルフケア

セルフケア

即効性はありませんが、赤ちゃんのお世話などで忙しいママには最適な方法です。費用の負担もあまりありません。妊娠線はお腹だけではなく、胸、太もも、お尻などにできるため、全ての箇所を医療機関やクリニックで治療するとなると、かなりの費用と時間を費やさなくてはいけないので、即効性はなくても、自宅でできるセルフケアは、ママにとってはありがたいことです。

医療機関の塗り薬

美容皮膚科などの医療機関で、妊娠線改善効果を目的とした医療用のクリームを処方してもらうことができます。市販のオイルやクリームよりは効果が高いとされているため、
大きな期待がもてます。

一般的に「シルダーム」というクリームが処方されますが、このシルダームには、ダルドシドとレジストリルという妊娠線改善の効果が臨床試験で認められている成分が配合されています。

また、美白やシミの治療に有効的な「トレチノイン」も配合されています。医療機関で処方される薬ですが、医療保険対象外であるため、全額自己負担になります。それでも、レーザー治療や、ダーマローラーほどの値段はしませんから、試してみるのも良いでしょう。

市販のオイルやクリーム

妊娠線のためのオイルやクリームは、妊娠線を予防する目的で市販されています。予防をしていても、やはり急激な体重増加や十分なスキンケアが出来ていなかったために、肌の潤いが保てず乾燥してしまい、妊娠線ができることもあります。そういうママのために、妊娠線が出来てしまった後にでも、しっかりとスキンケアできる商品も、市販されています。

表皮だけではなく、亀裂した真皮や皮下組織にまで潤いや成分がしっかり届く効果のあるクリームやオイルを選ぶことが大切です。美容皮膚科で処方される薬ほど、即効性はありませんが、赤ちゃんのお世話で忙しい中でも、市販のクリームであれば、手軽に購入が出来るため、スキンケアがしやすいです。特にクリームは油分に加え水分もバランスよく配合されているため、しっかりとしたスキンケアができます。

食事にコラーゲンやビタミンCを取り入れる

産前・産後はホルモンバランスの変化によって、肌が乾燥しやすい状態になっています。肌の潤いを与えるコラーゲンや、美肌によいとされるビタミンCを食事で摂取しましょう。

コラーゲンやビタミンCはサプリメントで摂取するほうが、効果的とされていますが、妊娠中のママや授乳中のママが取るサプリメントは、成分をしっかりと確認しなければ安心して摂取することが出来ないので、できる限り、食事でコラーゲンやビタミンCを摂取するようにしましょう。

妊娠線のケアの方法

妊娠線のケア

妊娠線が出来てしまったからと言って、成長していく妊娠線を黙って諦めてしまい放置しておいてはいけません。初期の妊娠線であれば、しっかりとケアをすれば、薄く目立たなくなるからです。

妊娠線の初期は、真皮や皮下組織が断裂を起こしてしまうことによる内出血であるため、赤みがある線です。その線が、表皮が薄くなっているため、透けて見えてしまうのですが、数か月するとその赤みのある線が白くなります。

白くなってしまう原因は、裂けた真皮や皮下組織の細胞が修復を始めると、裂けたところに白い細胞ができ、赤みのあった妊娠線を白っぽい銀のような色に変化させるからです。

時間が経ってしまったことで、妊娠線ができた表皮は、もう薄くなってはおらず、つまり表皮は落ち着いている状態です。

妊娠線を消すために必要なのは、裂けてしまった真皮や皮下組織の表皮細胞を再生させて傷を覆い隠すことです。そのためには、表皮が薄く浸透しやすい状態でなければいけないのです。

つまり薄く浸透しやすい状態というのは、妊娠線が赤みを帯びているときです。そのため、妊娠線が皮膚に現れてきてしまっても、諦めずにクリームやオイルを塗り続ける必要があるのです。

妊娠線が消える理由

妊娠線が消える理由

妊娠中に、肌の乾燥から起きる妊娠線は、妊婦さんの60%に、また出産経験がある妊婦さんでは80%に確率で妊娠線が出来ると言われています。

一番の原因は妊娠による急激な体重増加により、表皮の下にある真皮や皮下組織が断裂を起こし、亀裂が生じてしまうからです。妊娠線ができる箇所はお腹だけではなく、お尻や胸、太ももなど、皮体重増加により、皮下脂肪がつきやすい箇所にできます。

妊娠線は一度できてしまったら、自然に消えることはありません。そのため、妊娠線が消えるというよりは、「消す」という言い方が正しいです。妊娠線が出来てしまったら、
時間と費用をかけて、消して行くしかありません。裂けてしまった真皮や皮下組織の細胞を再生させることで、それは可能になるのです。

妊娠線予防には

妊娠線が出来てしまってから、妊娠線を消すことにはかなりの時間と費用がかかるため、一番良い方法は、妊娠線ができないように予防をすることです。妊娠線予防クリームは、お腹の胎児には影響がほとんどありません。

なぜなら、クリームの成分が血中を通してお腹の胎児に移行することは、考えにくいからです。妊娠線予防クリームは、皮膚の表皮、真皮、皮下組織に浸透してきます。さすがにクリームの成分が皮膚の奥にある内臓にまで浸透することはありません。

妊娠線予防クリームの選び方

妊娠中は、何かとお腹の胎児に影響はないかと、不安になるものです。胎児に影響がある成分のものは、口にしたり、肌につけたりするのは、控えたいものです。妊娠線自体は皮膚の損傷であるため、胎児には影響はありません。

しかし妊娠線予防クリームを使用することで、つわりがある妊婦さんには、香りなどで気分が優れなくなることもあります。また妊娠中は肌が敏感になるため、成分もしっかりと確認をしなければいけません。妊娠線予防に使用するボディクリームは、無香料で、低刺激のものを選びましょう。

妊娠線が出来ないようにするためには、皮膚に柔軟性を保っておくことがです。クリームは水分と油分のバランスが良く配合されているため、皮膚に潤いを与え、柔軟性を持った肌にしてくれます。

妊娠線予防クリームは、妊娠初期から使用することをおすすめします。しかしつわりなどで、体調が優れない場合は、つわりが終わってからでもよいでしょう。

妊娠線を作らないためには、体重管理もしっかりと行う必要があります。胎児や羊水、また妊娠のために必要な皮下脂肪を計算しても、妊娠中の体重増加は7~8キロがベストとされています。体重管理はしっかり行うことは、妊娠線予防だけでなく妊娠高血圧の予防やお産が楽になるというメリットもあります。

妊娠線を消すクリーム

妊娠線けすクリーム

出来てしまった妊娠線を消すクリームでおすすめなのは、水分と油分のバランスが取れたクリームです。そこでおすすなのが、妊娠線予防にも、できてしまった妊娠線にも効くナチュラルマーククリームです。

ナチュラルマーククリームは、無香料・無着色・低刺激・弱酸性のクリームで、妊娠中の妊娠線予防から産まれたての赤ちゃんにも使用することが出来ます。

妊娠線ができやすいお腹、胸、太もも、お尻などの全身に使用するために、大容量サイズで販売しています。妊娠中は、どんどん大きくなるお腹に、潤い成分や弾力・柔軟性サポート成分で皮膚を柔らかくして、妊娠線を予防します。また、無香料で香りがないため、香りに敏感な妊婦さんにも使用しやすいです。

ナチュラルマーククリームは、多くのママたちからおすすめのクリームとして、選ばれています。妊娠中から出産後、そして赤ちゃんにまで使用できる安心の成分のクリームであるため、おすすめのボディクリームです。

まとめ

いかがでしたか?成長してしまった妊娠線は、簡単には消すことはできませんが、時間と費用をかければ不可能ではありません。子どもが成長した時に、一緒に海やプールで水着を着る機会もあるでしょう。そんな時に、妊娠線があるから恥ずかしいから水着を着て一緒に泳げないでは子供も寂しがるでしょう。

妊娠線を作らないための予防が一番大切ですが、できてしまってもあきらめずにクリームを塗り続けていきましょう。できてしまった妊娠線にも、予防にもケアを続けていくことが大切です。

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。

2 件のコメント

  • 周りでも最近、妊婦さんが増えてきて、妊娠線で悩む声もよく聞きます。自分が妊娠した時、ひどくなるといやだなと思っていたので、今回、妊娠線が現れやすい人や、予防策にういて詳しく知れたのでよかったです。周りの方にも伝えようと思います。

  • 妊娠線を消す為の記事が参考になりました。私もこらから出産を経験するので、妊娠線が残らないよう早いうちからのケアを行いたいと思いました!他にもこれから妊婦になる人に勉強になる記事ざ多かったので、参考にさせて頂きます

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