産後の妊娠線は消える?

産後の妊娠線は消えるのか、不安になるママも少なくありません。今回はなぜ産後に妊娠線は残り、どのように予防をすれば妊娠線ができないのか、できてしまった場合はどんな対処方法があるのかについてご紹介します。

妊娠線はなぜできる?

妊娠線はなぜできる

妊娠線とは、表皮の内側にある真皮やコラーゲンなどの皮下組織に亀裂が入り、肌の表面つまり表皮に赤紫色の筋が見えることを指し「肉割れ」などとも呼ばれます。発生時期は異なりますが約8割のママさんに起こると言われており、できてしまうと完全に消すのは難しいです。

妊娠線ができる原因は乾燥や急激なお腹のサイズアップなどですが、妊娠中期以降に分泌が増える黄体ホルモンの影響で、本来新しい組織に生まれ変わっていくはずの皮下組織のターンオーバーが阻害され一度できた妊娠線は産後も残ってしまいます。

ターンオーバーが阻害されると古い皮膚が生まれ変わらずに乾燥した状態が続きます。これが産後も妊娠線が消えない理由です。個人差はありますが、産後徐々にホルモンバランスが整うことで正常に肌細胞が再生するようになれば妊娠線は薄くなっていきます。

妊娠線とは?いつから予防を始める?原因と対策は?

2018.05.06

ケアしておけばよかった!妊娠線の予防方法

妊娠線は一度できてしまうとなかなか消えづらいので、出来る前に予防することが大切です。出産前に気をつけるべき点を紹介します。ついサボりがちになってしまいますが、毎日のちょっとした食生活の改善や肌ケアで皮下組織を守って妊娠線を予防しましょう。

体の外側からお腹を保湿

専用クリームはもちろん、お手持ちのボディクリームやオイルを使って肌の表面をマッサージすることで皮膚の亀裂を防ぐことができます。お風呂上りにお気に入りのオイルでマッサージすればリラックス効果もありたるみの予防にもなりますよ。

肉割れケア用に様々な種類の専用クリームが商品化されていますが、妊娠中はニベアクリームやホホバオイルなど刺激や香りの少ない商品を使うのがオススメです。今まで使わずに家にたまっていた試供品のボディクリームやオイルなどを日替わりで使ってみるのも楽しいですよ。

クリームやオイルは塗るだけではなく、しっかり浸透するようにマッサージすることがとても重要です。マッサージすることで肌がやわらかくなり妊娠線の予防につながります。

お腹が張りやすい体質の方や体調がすぐれない場合は、マッサージの刺激によってお腹が張る可能性があるので事前にお医者さんに相談してから行うようにしてください。
油分と水分量がバランス良く保たれたコラーゲンたっぷりの真皮層を目指しましょう。

身体の内側に潤いを与える栄養素

ホルモンバランスを整えるのに効果的な栄養素がビタミンCです。ビタミンCには、コガーゲンの生成やメラニンを抑える効果があるので、シミ予防や肌の再生に効果的な栄養素です。

ビタミンCが多く含まれる栄養素はブロッコリー、ピーマン類、アセロラ、柑橘類のスダチやレモン、生姜 などスーパーで手に入りやすい食材で種類も豊富なので普段の食事に取り入れやすいですね。フルーツ類にも豊富に含まれているので、妊娠中のおやつにしたり、食欲が無い時でもキウイやイチゴなど甘酸っぱいものだったら食べやすいですね。

妊娠線ができたらどう、消すの?

妊娠線ができてしまったあら

妊娠中から気をつけて妊娠線専用クリームやボディクリームを塗って対策していたママさんでも、妊娠線ができてしまうことは多くあります。35周目までなかったのに臨月になってから突然できてしまった!お腹の下の方だったから気付かなかった!という例もあります。

特にお腹が大きくなってくると、お腹表面の見える部分は入念に専用クリームを塗っていても見えづらい下腹部を忘れがちになって見落としてしまうこともあります。
その他にも、お尻や太もも部分にも赤紫色の亀裂が入ることはありますのでお腹以外の手が届きづらい部分もマッサージして肌をやわらかく保つことが必要です。

産後の妊娠線がかゆいのはどうして?

妊娠線が痒くなるのは、妊娠中に分泌される副腎皮質ホルモン(コルチステロイド)と黄体ホルモン(エストロゲン)が原因です。コルチステロイドは肌のターンオーバーを抑制してしまうためその影響で肌が乾燥しやすくなります。プロゲステロンは肌にハリや潤いを促す卵胞ホルモンを抑制する作用があるため、肌荒れや乾燥が起きやすくなります。

肌が乾燥する状態が続いていると、かゆみを感じやすくなります。ホルモンバランスが整えば徐々にかゆみも引いてくるので保湿をして乾燥を防いでケアしましょう。

産後の妊娠線は痛いのはどうして?

妊娠線かゆい

妊娠線が深く妊娠線が深く長くできてしまうと、痛みを感じる場合があります。痛みは、妊娠線が目立たなくなるのと同じように半年〜1年程度かけて徐々に和らいでいくことがほとんどなので、痛みが弱くなっている場合には心配する必要はありません。

痛みの感じ方は個人差がありヒリヒリするように感じたり、常にピリピリとした痛みを感じる人までそれぞれです。しかし、場合によっては皮膚の下にある皮膚の神経まで切れてしまっている可能性があるので強い痛みが続くばあいには医師に相談してみましょう。

産後の妊娠線はいつまで残るの?

妊娠線いつまで

産前、表面に赤紫色に見えていた亀裂は徐々に肌の再生によって白っぽく目立たなくなっていきます。3か月頃には赤紫色からピンク色に変化し、半年後には遠目からは分からない程度の白さになっていきます。

これも新陳代謝によって肌がだんだんと再生していくから起こる現象です。目立たなくはなりますが、全く妊娠線がなかった時のように消えるわけではないので、赤ちゃんを育てながらでもできるおすすめ肉割れケア方法を紹介します!

産後におすすめのボディクリーム

産後ボディクリーム
妊娠線を目立たなくするには、妊娠生活の影響で再生しづらくなっている肌に潤いを与えて肌細胞の再生を助け、ターンオーバーを促進するクリームを使用することが効果的です。妊娠中期には1日に2回、妊娠後期には1日3回以上を目安に塗りましょう。特にお風呂上がりは肌に浸透しやすく高い効果が期待できるので毎日続けることが大切です。

ニベアクリーム

ニベア 容量:50g・本体価格:オープン価格
ニベアクリームは手軽に手に入ることが魅力です。
ドラクストアで購入できて、手頃な価格なのでたっぷりと塗りこむことができます。
妊娠線専用クリームではないですが、妊娠線に効果があるスクワランとホホバオイルが配合されています。しっかり感じられる保湿力と肌に乗せて伸ばした時のしっとり感、そしてコストパフォーマンスの良さは抜群です。入浴後の温まった体に乗せてマッサージすればむくみ対策もできます。妊娠線には毎日のケアがとても大切なので、こまめに使うことで効果を感じられます。

ストレッチマーク ボディ クリーム

クラランス 容量:200g・本体価格:8,100円
ストレッチマークに特化したボディクリームです。
肌に柔軟性を与え潤いとハリのある肌を保つことができます。ベタつかずに、クリームの伸びがとても良く効果的に妊娠線に働きかけます。肌のエイジングに働きかける「ツボクサエキス」が配合されていてコラーゲン生成の促進が期待できます。お腹はもちろん、バストや太ももなどにきになる部分に使ってマッサージすればクリームが肌になじんでいく事を感じられますよ。

ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム

ナチュラルサイエンス 容量:150g・本体価格:2,916円
妊娠線ケアのために生まれた無着色・無香料でお肌にやさしい低刺激なボディクリームです。
低刺激コスメのナチュラルサイエンスが、日本人のデリケートな肌に合うよう、助産師さんと先輩ママさんの協力を得て開発しています。妊娠線を気にするママさんは信頼ができますね。保湿力が高く、お腹周りの乾燥を防ぐことはもちろんくすみやたるみにも効果的です。

妊娠線クリームのオススメ、10選

2018.05.29

産後の妊娠線におすすめのオイル

オイル

天然由来の様々なオイルがあり、ホホバオイルやアルガンオイルなどが有名です。
妊娠線予防だけでなく、美容業界で使われているオイルですのでマッサージ店などで見かけたことがあるかもしれません。お気に入りのオイルでマッサージすればリラックス効果も見込めてオススメです。

妊娠中はもちろん産後も肌に刺激が強いものは避け、保存料・着色料・添加物が含まれていないなるべく天然由来のものを選びましょう。

オーガニックホホバオイル

ナチュラルオーケストラ 容量:34g・本体価格:2,778円
ホホバオイルは保湿力の高さが特徴です。
オーガニックホホバオイルは100%オーガニックの認定を受けている世界最高品質です。
肌になじみやすく、ボディオイルとしてだけでなくクレンジングにも使え、肌や頭皮を乾燥から守ってくれ使い道が沢山あるのが嬉しいですね。お試しサイズがあって気軽に試せるのも嬉しいです。潤いとハリを肌に与えてくれるので日々のお手入れにぴったりのオイルです。

ボディオイル

キャリネス 容量100g・本体価格:4,104円
高い浸透力が特徴のアルガンオイル配合です。
10種類のオーガニック精油が配合されているマタニティ専用ケアオイルです。お腹周りはもちろん、手や首などに塗ってマッサージに向いています。オイルはベタつきが気になって苦手と思う人も多いですが、キャリネスのボディオイルはベタつかずサラリとした使用感です!ジェルになっていて滑りが良いのでとても肌なじみが良く使いやすいですよ。
浸透力が高いので、洗顔後の化粧水前に使用すると皮膚を柔らかくしてくれます。

特製つばき油

かづら清 容量:100ml 価格:2,000円
椿油は肌になじみやすくベタつきが少ないのが特徴です。
芸能人ママも使っていることで有名な特製つばき油は、長くスキンケア用品として親しまれていて全身に使用出来る便利なオイルです。お肌をしっとり潤った状態に整えてくれるビタミンEが含有されていて、皮脂が自然な状態に保たれます。
クレンジングやヘアケア用品と幅広く使えるのも嬉しいポイント!髪に馴染ませれば指通りしっとり仕上がり、ハリとツヤを実感できるはずです。

オイルは、肌質によって合わない場合もありますので少量を使って肌に違和感がある場合には使用をやめましょう。様々な種類があるので、自分に合うものを探してください。

レーザー治療で妊娠線って消せるの?

妊娠線を本格的に消す方法に、専門の美容クリニックや皮膚科でレーザー治療を受けるという方法があります。妊娠線に悩んでいるママさんに注目されてきている方法です。レーザー治療を受けても妊娠線を完全に消すことはできませんが、ぱっと見には分からない程度まで目立たなくすることは可能です。他にも医療機関で受けられる妊娠線ケアについて、内容・費用・効果・リスクなどを紹介します。

皮膚科・美容クリニックでできる治療法

皮膚科・美容クリニックできる治療は、レーザー治療だけでなく切除手術なども選択可能です。それぞれの特徴を確認して、自分に合った施術を検討してみてください

妊娠線の治療法:レーザー治療

サーマクールやフレクセルなどがあり、レーザーを照射することで肌を再生させる方法です。
レーザー治療の効果で肌のターンオーバーを助けて新しい皮膚に入れ替えを行います。コラーゲンを生産する効果がある治療もあり、皮膚の内部から再生させ肌をすべすべにします。
レーザー治療と合わせてクリームやオイルを使ってケアすることも大切です。

効果

メスを使わないので、施術は短時間で手軽です。
肌の内部から再生させることで、妊娠線が消えると同時に肌のハリなども期待できます。

リスク

1度の治療では大きな効果が見込めないため、複数回の照射が必要になるため時間と費用がかかることが多いです。また、効果は個人差があり、痛みを感じる場合もあります。
きちんとした、皮膚科や美容クリニックを選ばないとレーザー熱の影響で火傷跡のように残ってしまったという話もありますので事前に実績や口コミなどを調べて施術先を見つけましょう。

参考費用

下腹6万円~腹部全体20万円程度
妊娠線の範囲や深さによって、施術時間や照射回数が異なるので金額は電話やカウンセリングで確認しましょう。

美容皮膚科シロノクリニック

妊娠線の範囲に応じて3パターンのレーザー治療方法を扱っているクリニック。都内や横浜・大阪に5店舗を構えるレーザー治療・アンチエイジングのクリニックです。妊娠線だけでなく皮膚の総合的な研究と施術を行っています。

妊娠線の治療法:瘢痕形成術

妊娠線を消す方法として、皮膚を切除する方法です。お腹のたるんでいる皮膚を切除し、切除後に縫合する手術です。

効果

切除手術なので効果が高く1度の治療で済むため、その他のケアに比べると全体でかかる時間は少なくて済みます。

リスク

切除箇所を縫合した部分には傷が残ります。
妊娠線を消すことよりも、たるんだ皮膚を切除することが目的になるので、クリニックによっては妊娠線が気になっても皮膚がたるんでいない人は適応にならないことがあります。

皮膚の切除手術はレーザー治療よりも体と費用の負担が大きいので慎重な選択が必要です。

参考費用

10万~
広範囲になると100万円を超える場合もあるので、切除範囲を相談して確認しましょう

ダーマローラー

ダーマローラーは、ローラー上の器具に無数の針が付いていて肌の上で転がし、肌に無数の穴を開けて刺激します。その際に成長因子となる成分を肌に浸透させ皮膚を再生させます。

効果

レーザー治療に比べると安価であり、施術後も日常生活に支障が少ない点が特徴です。

リスク

1度では効果が見込めないため、数回にわたって施術を受ける必要がありそれに応じて時間と費用がかかります。また、術後のケアを怠るとシミなどの原因になるため注意が必要です。

参考費用

1回3万円~5万円
範囲や回数によって費用は異なります。またローダー代が別途掛かる場合がありますので、詳しくは対応している皮膚科や美容クリニックにご確認ください。

皮膚科や美容クリニックでの施術はリスクも伴いますので、安さだけでなく実績を確認して安心して手術をうけられる医療機関を見つけ、正しく治療をすることが望ましいです。
また手術を受ける前にはご自身が納得するまでしっかりカウンセリングを受けて手術内容や費用を確認しましょう。

妊娠線には毎日のケアが大切!

ここまで紹介した通り、妊娠線は1度できてしまうと完全に消すことが難しいです。
食生活や効果がある専用クリームやオイルも継続しないと意味がありません。毎日のこまめなケアがとても大切です。

紹介したポイントを参考に、妊娠線対策をしてママライフをお過ごし下さい!

東京大学教育学部卒業後、国立医学部に再入学。都内クリニックにて産婦人科医として勤務。年間 200 名以上の不妊治療の相談にのっています。趣味はホットヨガと、トレイルランです。基礎体力をつけるために日々健康的な暮らしを心がけています。気軽にご質問ください。

1 個のコメント

  • 産後に妊娠線は消えるの?です。2人子供がいるのですが、1人目の妊娠中は妊娠線を気にして高価な予防クリームを買ってこまめに塗ってましたが、2人目の時は色々忙しかったので面倒でほとんど塗りませんでした。気が向いた時に500円くらいのボディクリームを気休めにぬってたくらいなんですが、下の子を産んで5年経つけどまだ残っているので。やっておけばよかった。

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