不妊治療のカウンセリングの種類と費用について

なかなか赤ちゃんができない…。結婚して時間が経つのに妊娠できず、焦っている人もいるのではないでしょうか。年齢を重ねるごとに妊娠する確率は低下するからこそ、早期に不妊カウンセリングを受診することをおすすめします。今回は、不妊治療で想定される悩みを紹介し、不妊治療のカウンセリングを受ける方法や費用について解説します。

不妊治療の悩み一覧

不妊治療における悩みは精神的なもの、経済的なもの、身体的なものの大きく3つに分けられます。悩みを事前に把握して、適切に向き合いましょう。

精神的な悩み

不妊治療はパートナーはもちろん、周囲の協力が必要です。出産適齢期を考え、少しでも早く治療を進めたいと考える女性が、パートナーや両親からの理解が得られず悩んでいる場合も少なくありません。初めての不妊治療への不安やストレスは、本人も、家族も大きいため、時間をかけて慎重に進めることが重要です。

また、不妊の原因が特定できないことも多く、精神的な負担は多いでしょう。頻繁に通院したり、痛い注射をしたりなど、体力や気力も必要です。努力をしてるがゆえに、生理が来た時のショックは大きいでしょう。

さらに、周囲からの言葉もプレッシャーになる可能性もあります。
「早くできるといいね!」「赤ちゃん、まだなの?」と何気ない言葉に負担を感じ、家族や友人から距離をとることとなった話も聞きます。

経済的な悩み

保険適用の検査や助成金制度なども整ってきていますが、やはり不妊治療を継続するとなると、たくさんの費用がかかり、費用も悩みの1つになります。

実際に、高額な費用を払い続けることが厳しくなって不妊治療を断念したケースや、経済的な悩みを抱えたまま不妊治療を続けているケースもあります。

成功するまで治療を続けるとなると、どのくらい費用がかかるのかわかりません。また、続けたからといって、必ず妊娠できる保証もなく、不妊治療費に関し、夫婦で揉め事になる場合もあります。中には上限金額を決めて、取り組む夫婦もいるようです。

身体的な悩み

医学の進歩で改良が進む不妊治療ですが、身体的な苦痛を感じる方も少なくありません。
特に、不妊治療で使用する排卵誘発剤は、ホルモンバランスを乱し、動機や不眠などの副作用が起こる場合があります。更年期に似た症状です。
また、卵子と精子の採取を行う体外受精や顕微授精では、人によってはチクチクとした痛みが伴います。麻酔で痛みを和らげる方法もありますが、麻酔による副作用として頭痛や気持ち悪さを起こすこともあるでしょう。

不妊治療の基礎

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人工授精の方法と流れ
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卵子提供の方法と流れ

不妊治療の相談方法種類(時間、費用、スタッフ)

タイミング
不妊治療に関するカウンセリングの受け先には、国営の不妊専門相談センターと医療機関(病院やクリニックなど)の主に2つがあります。

それぞれ、相談に対応してくれる専門家も違えば、費用も異なります。無料でカウンセリングをうけることもできます。特徴を理解した上で、自身に適したものを選びましょう。

不妊専門相談センター

厚生労働省が各地に設置を進めているのが「不妊治療相談センター」です。
産婦人科の医師や助産師、カウンセラーなどの専門家が不妊治療に関する質問や疑問、心理的な悩みに対し、情報提供を行うものです。
全国に約60センターあり、無料で相談することができます。電話相談が多いようですが、メールを受け付けているところもあるようです。
相談もほかに、不妊治療に悩み方が集まった交流会や専門家による講演会・セミナー等を実施しているところもあるので、お住まいの地域で調べてみましょう。
また、相談所を設置しているNPO法人も最近は出てきているので活用しても良いでしょう。

病院・クリニック

婦人科や不妊治療を専門とする病院やクリニックでカウンセリングを受けることも可能です。女性の年齢が若い場合、まず婦人科に行ってみるのも良いでしょう。30代後半の場合は、すぐに治療に入れるよう、不妊専門の病院を受診しておく方が良いと思います。
カウンセリングは、医師や不妊症看護認定看護師、不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター、培養士などが行います。
病院やクリニックによって異なりますが、相談費は30分〜1時間で1000〜3000円と考えておけば良いでしょう。初回を無料で実施しているところもありますが、長く通い続けることを考えると、クリニックの方針や通いやすさを重視することをおすすめします。

不妊治療の相談先


カウンセリングは、医師や不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターなどが行います。病院やクリニックによって相談相手が異なりますので、違いを理解して、選択しましょう。
ここでは、不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターについて説明します。

不妊カウンセラー

不妊に悩んでいる人に不妊だけでなく、妊娠や出産に関する適切な情報提供を行い、最適な不妊治療を選択できるようカウンセリングを行う人です。
特定非営利活動法人日本不妊カウンセリング学会が提示する認定基準を満たし、不妊カウンセラーの認定資格を得た人が行います。
不妊治療の開始を検討している人や、治療を進める中で体調や生活に不安を抱える人は、不妊カウンセラーに相談するのが良いでしょう。

体外受精コーディネーター

不妊治療において、高度生殖医療と言われる体外受精や顕微授精などを受けられる方に対して、高度生殖医療に関する適切な情報提供活動を行い、本人が最適な不妊治療を選択できるようにカウンセリングを行う人です。
タイミング法等を経験しても結果が出ず、高度生殖医療を検討している方や不妊治療の方法や効果、確率等について詳しく聞きたい場合は、体外受精コーディネーターに質問すると良いでしょう。

カウンセリングの対象者

厚生労働省が運営する不妊専門相談センターでは、不妊について悩む全ての夫婦を対象としています。
病院やクリニックでカウンセリングを受ける場合も基本的に不妊に悩む全ての方が対象になりますが、通院経験や不妊治療経験の有無等の一部条件を設けているところもあるので、事前に調べて受診することをおすすめします。

不妊治療のカウンセリングの予約と流れ


ここでは病院、もしくはクリニックでカウンセリングを受ける手順を紹介します。

(1)予約

カウンセリングを行なっているクリニックの多くが、ホームページに記載された問い合わせ先に、電話かメールをすることで予約ができます。予約が必須のところが多いので必ず確認しましょう。

(2)問診票の記入

カウンセリングの前に問診票を記入します。
不妊期間や月経状況、今までの妊娠歴について回答できるようにしておきましょう。また、女性だけでなく、夫に当たる男性の不育症に関する検査や治療歴についても記入します。

(3)カウンセリング

問診票に記入いただいた内容を元に、質問やアドバイスを医師や専門家から受けます。
現状の悩みや不安を解決したり、希望を聞いた上で適切な不妊治療法について解説します。
今までに不妊治療の経験のない方には、基礎体温表の正しい記入の仕方や妊娠の仕組みから説明することもあります。

すでに他のクリニック等で不妊治療を行われている方に関しては、セカンドオピニオンとしてアドバイスを行います。また、必要に応じて採血等の検査を行う場合もあります。

東京都内のクリニック一覧

六本木レディースクリニック

医師の丁寧な説明が好評の不妊治療クリニック。妊娠に至らなかったケースを考慮し、費用は成功報酬制度を導入しています。
https://www.sbc-ladies.com/

杉山産婦人科

生殖医療専門医、内視鏡技術認定医、培養士、さらに産科専門医、麻酔専門医、小児科医があらゆる角度から不妊治療をサポートするクリニック。費用は少し高めだが、抜群のサポート体制です。
https://www.sugiyama.or.jp/

はらメディカルクリニック

不妊症・男性不妊・人工授精・体外受精・胚移植・AID・精子バンク等を専門に行っているクリニック。
https://www.haramedical.or.jp/

梅ヶ丘産婦人科

医師から、冊子・口頭・プリント配布など様々な方法で、なぜ・どのような検査・治療をおこなうのか懇切丁寧に説明してもらえると好評のクリニック。
https://u-m-e.com/

大阪・京都のクリニック一覧

オーク梅田レディースクリニック(大阪)

ベテランの医師や看護師が多く、不安や疑問にもしっかり寄り添ってくれるクリニック。
http://www.oakclinic-group.com/umeda_ladys/

醍醐渡辺クリニック(京都)

医師、看護師、助産師のサポートが厚いクリニック。
https://www.d-w-c.jp/

まとめ

あらゆる悩みやストレスを抱える可能性が高い不妊治療だからこそ、信頼できる医師や専門家から適切に情報を受け、選択していくことが重要です。一人で悩まず、まずは相談することから始めましょう。